易しくなったモバイルSuica
06/10/14
Suicaカードが猛烈に普及しているのに比べ、ケータイがSuicaとして使える「モバイルSuica」のユーザは頭打ちであるらしい。たしかに大宮や新宿の自動改札をケータイで通る人を、うちのルミチン以外、まだほとんど見たことがない。
ケータイのどんな機種でもモバイルSuicaにできるわけではないという問題もあるし、おいらのように、京王線がまだSuicaに対応していないので、やむをえず磁気カードのJR〜私鉄連絡定期券を使っている人も多いだろう。
しかし、もっと大きな理由は、決済がJRのビューカードのみだったことである。
モバイルSuicaを使うためにはビューカードに入会しなければならず、しかも、そこからさらにおそろしく複雑な手続きを踏まなければ、お手元のケータイをモバイルSuicaにすることができなかったのだ。
ところが今月(10月1日)から、JCB、VISA、Master Card、American Express、Diners
Clubのクレジットカードが使えるようになった。
おいらは、とりあえずケータイはそれまでのツーカーのプリペイドケータイから、6月に au のW41S(お財布ケータイ)にチェンジしたところ。
京王線でモバイルSuica定期券が使えるようになるのはまだ先の話でも、お財布ケータイで、新宿駅のキオスクや宮原のファミマーでピピッとお買い物ができれば、ちょっとカッコイイ(笑)。
さっそくJR東日本のサイトへアクセスしてみると、「新規仮会員登録」というページがあった。
しかしFirefoxでは入れなかったので、サファリで再度アクセス。
いろいろ情報を入力して登録作業を終えると、その直後、ケータイに「仮会員登録終了」のメールが届いた。すごいなあ!
そのメールの中のURLをクリックすると、ケータイに「モバイルSuicaアプリ」がダウンロードされる。(このアプリも、10月5日にバージョン2がリリースされたばかり。)
「ダウンロードが完了しました。起動しますか?」の画面でYESをクリック。
初期設定の画面で、ケータイのメールアドレスと、仮登録のときに入力したパスワードを入力し、「ログイン」をクリック。 あとは勝手に初期設定をセッティングしてくれる。
これが終わると再びメールが届き、「モバイルSuica会員の登録が完了しました」とのこと。
な、なんと簡単な・・・。
おいらはまだケータイの扱いそのものに慣れていないし、ルミチンから話を聞けば聞くほどモバイルSuicaの入会手続きは難解極まりないものだと思っていたが、ビューカード以外のクレジットカードが使えるようになったことと、パソコンで仮登録でき、ケータイに届いたメールからワンクリックでアプリがダウンロードできることなどにより、なんともあっけなく入会できてしまった。
さっそくアプリのトップメニューから「SF(電子マネー)」を選択。
「入金(チャージ)」を選択し、とりあえず3000円と入力すると、これもあっさりと完了。
翌日、さっそく大宮駅のキオスクで「週刊モーニング」を買ったよ!
別府へ行くとき、羽田空港行きのモノレールにもケータイで乗れるぞ! イエーイ!
ところで電子マネーには、SuicaのほかにEdy、QUICPay、iDなどがあるが、会社の近くにあるセブンイレブンではどれも扱っておらず、セブン独自の電子マネーの導入を検討中であるというウワサもある。
いずれにせよ、同じケータイ端末に複数の決済手段(たとえばSuicaとEdy)を同居させることが可能である以上、セブンイレブンでもケータイでお買い物ができるようになる日はそう遠くないだろう。
また、お店側の読み取り機も、1台であらゆる電子マネーに対応できるものが開発されているらしいので、少額決済市場のキャッシュレス化はこれから一気に加速するに違いない。
関係ないけど、W41Sで撮影した写真(オリジナルは960×1280)。
う〜ん、ケータイおそるべし・・・。