流しのはっちゃん・ぶんちゃんに、なんと株式会社「松竹」より新橋演舞場出演の招待状が届き、2月1日から始まる別府を舞台にした喜劇「地獄めぐり」の初日にラサール石井と共演。
当日の出演30分前、係りの人が勘九郎さんがいる楽屋裏にはっちゃん・ぶんちゃんを案内。
勘九郎さんも「はっちゃん・ぶんちゃん頑張ってくださいよ。幕の隙間から応援してますよ」と激励。
勘九郎さん、柄本明さんとの記念撮影や、本番前のみなさんのあたたかい声援に、ぶんちゃんの目頭も熱くなり、涙声に。はっちゃんもぶんちゃんのポケット酒を借りて飲むなど、緊張のようす。
本番で、ラサール石井さん・流しの2人が登場するシーンは、別府応援団の大声援と会場から歓声と笑い声。
ラサール石井さんもノリノリだった。
終演後のロビーで、湯布院の中谷健太郎さん・観劇の全国のみなさんから激励を受け、2人は「これからも地道に頑張ります」と満面の笑顔で答えた。
夕方6時から、根津の「土俵や」にて、有志による東京祝賀会。先日の谷中の豊田さんも参加。
はっちゃんぶんちゃんの演奏あり、別府の「女将さん会」の踊りあり、東大農学部グループの飛び入りもあって大盛況。
翌日はマネージャー役の平野さんの案内で、はっちゃんぶんちゃんは生まれて初めての東京見物を楽しんだ。
演芸場の売店には、当初は八湯饅頭しか並ばない予定だったので、別府の竹瓦倶楽部が急きょ商品をかき集め、販売も竹瓦倶楽部が仕切ることに。2日目は別府市観光協会副会長の深瀬さんと共に、るみちんもお手伝い。
劇中で紹介している「ざぼん漬け」や「温泉たまご」がよく売れたとか。
お手伝いを終えたルミチンは、別府の高橋(ハトコ)さんと夕食のとき、ウエイトレスさんがテーブルへ近づいたときにも「いらっしゃいませ」と言ってしまう。おいおい〜。
別府八湯MLより
深瀬です。ただいま別府へ帰る機中で書いています。
演舞場の今回の舞台、初日のはっちゃん、ぶんちゃんの件に関しては名マネージャー平野さんより報告があったとおりです。見事な花道行きでしたよ。よっぽどの役者さんじゃなければ、あの花道は歩けませんね!素晴らしい。
初日から4日間、朝9時半に演舞場に「出勤」したのですが、連日、当日券の売り出し待ちの方々が列を作っておられました。大変な人気であるという証であるとともにさすがに東京だなぁ、と感じたしだいです。芝居好きの人口が違う。私の東京在住の友人達も二組既に切符を持っていました。前回この役者さんたちのチームでやった浅草パラダイスが大変面白かったので今回も購入した、といってました。(残念ながら見ていない)
演舞場の社長さんは隣にある超高級料亭の金田中の社長さんで、この方の社長室が2階のわれわれの売店の奥にありました。この方がでて来ると演舞場の社員は全員大緊張です。この社長さんが駄目をだすと、すべてダメになる感じでした。亀の井バスのバスガイドCDなども従業員が「最初は小さな音でやってて下さい。そうするともっと大きくかけなきゃ、お客さんに届かないよって言ってくれますから」というんです。本当にそうなりました。(笑)でも何だか厄介な事でした。
大きな売台を舞台美術の方々があっという間に作り上げてくれている時でも、すっと現れて、位置や大きさ等をチェックなさっているようでした。別府の幟の色や数までご許可を頂いた次第です。(一本)(^^)
金田中はこんな時代でも次々と黒塗りのハイヤーが横付けされておりました。
もともと演舞場も京都の歌舞練習場と同じく粋筋の芸の発表の場からスタートした劇場なのですね。昔の木挽町(こびきちょう)の香りが残った粋な華やぎの場ですね。
いったい何回、芝居の中で、別府、別府と連呼されたでしょう。テレビ中継を録画して数えてみたいものです。
観光バスでつくお客様系は、別府の売店にきて「あれっ演舞場のお土産は? 演舞場の、、、」というタイプでした。ところが、一幕目を見終わり幕間になるとずいぶん反応が変わってきて、「油屋熊八が今の勘九郎さんが演じている黒酢屋彦八さんのモデルとなった実在の人物ですよー」等と喋りかけながら「バハン」の特集号で説明すると、「へー実話なの」なんて、興味をもってもらえました。
舞台には「別府しぼり」とか「温泉玉子」とか出ておりますから、「海地獄の温泉玉子」は私のいる間は毎日、売り切れになりました。「ザボン漬け」もあぁー懐かしいなどとご高齢を中心に売上を伸ばしました。やはり、他にはない、別府らしいものが、興味を引きました。「別府しぼりの日本手ぬぐい」なんてあったら売れたろうな、、という感じです。
♪暑くて寒くて五分五分だぁ、雨降って、晴れて五分五分だぁ♪、、、
ちょっと後半自信がありませんが、このような「当たり」の後は「外れ」で結局、帳尻は皆一緒のようなテーマが貫かれています、基本的に生きてるだけで丸儲け(じんさんのおかげです)、、裸一貫また始めりゃいい。というテーマで兄弟仲の悪かった海地獄、血の池地獄、泥地獄が仲良く手を結んで別府が栄える。という話です。
この大不況時代に庶民の心を元気付けるに充分足るテーマでした。さすがですね。。。
そして今、脂の乗り切った役者さんたちが楽しみながらやっているので客席は笑いと涙の渦です。自由劇場の上海ルネッサンスをやった笹野高史さんがいい味出してました。
ただ初日に縄跳びのシーンで藤山直美さんが肉離れを起こしてしまい、大変そうでした。二日目から舞台以外では車椅子でした。初日の舞台は痛みの中で大変だったのだろうと思います。初日が終わって演舞場の外でラサール石井さんに、お礼を言いながら直美さん大丈夫ですかと立ち話で聞いたら、うん明日はあのシーンは無しだということでした。
いずれにしても、とても楽しい、いい舞台です。これが彼らの定番の一つになって何度も演じられる演目になってくれると別府はバン万歳なのですが。三月は大阪松竹座です。皆さん是非、みましょう。
以上、竹瓦倶楽部、演舞場売店「売り子」よりの報告でした。(2月7日)
速報・大阪公演
平野@マネージャー役です。
先ほど大阪より別府応援団無事に帰ってきました。
みなさんの応援ありがとうございました。
大阪の人の反応もすごかったです。
笑い声あり、拍手あり、掛け声ありで東京とはまた一味違っていました。
2月の大阪公演の予約もすべて満席で、松竹関係の人も「すごい大当たりです」とニンマリしていました。
今回は、はっちゃん・ぶんちゃんに引き続き初代バスガイドの村上あやめさんに出演を依頼しましたところ快諾してくれましたので実現しました。(自前出演)
別府から大阪までの村上さんのエスコート役に藤沢さん等のママさんガイド3名と河村さんご夫妻が応援してくれました。
みなさん大変お疲れ様でした。
みなさんも大喜びの様子でした。
本当に、この3人は「別府の宝」をはるかに超えていますね。
最後に、別府市長も「平成の油屋熊八」に変装してステージであいさつを行いました。
「女将さん」会もステージ上でみなさんへ花束を渡していました。
また、会場の2階売店でも野上さん等が別府の特産品がきれいに並べられていました。
別府応援団のみなさん・観光協会・女将さんの会等のみなさんも大変お疲れ様でした。
以上、大阪公演のご報告でした。(3月2日)