2012/9/17 大谷場氷川神社(南浦和)

 
そろそろ氷あずきのシーズンも終わりなので、最後においらの今年のベストオブザイヤー「和吉」の氷あずきで締めようと思い、西浦和へ。

京浜東北線だと南浦和で乗り換えなのだが、そう言えば南浦和で降りたことがないので、ちょっと途中下車して、最初は東口、次に西口をブラブラ歩く。
丸広百貨店の中に会員制のスパがあったり、けっこう都会だなあと思いながら歩いていると、こんもりと森のようなものがあったので行ってみたら氷川神社だった。

なんと、狛犬ならぬ狛キジ!


こっち側のキジにはヒナが4匹! かわいい!

おそらく特に宗教的な意味はなく、ここは昔からこの地域の鎮守様で、杜にたくさんキジがいたとか、そういう理由だろうと思う。それだけ庶民に親しまれてきた神様なのではなかろうか。
同じ浦和の 調(つき)神社は「狛ウサギ」だし、浦和の文化はおもしろい。

平成3年、さいたま市指定有形文化財に指定された本殿。
江戸時代前期に建立されたらしい。
しかし外に賽銭箱が置かれず、戸の小さい穴から中にお賽銭を入れるスタイル。
社務所に人のいる気配もなかったし、文化財に指定されてるような神社が放置状態というのも寂しいものがあるなー。

武蔵野線に乗り、西浦和の「和吉」へ。

先週はちょっと浮気して氷あんずをいただいたが、きょうは再び氷あずき。
氷の上には栗とアズキ、そして中には白玉!

たいていの氷あずきは甘くてどうしようもないのだが、おいらが御徒町「福助」の氷あずきをこよなく愛したのは、あずきに塩気があって甘くなかったからだ。
和吉のつぶあんはけっこう甘いのだが、かかっているシロップがさわやかで、全体として甘すぎない味に仕上がっている。
福助とは全く違うアプローチで、もうひとつの頂点を極めた氷あずきと言っても過言ではないだろう。

さて、今回は初めて和吉の一番人気の「あんみつ」をお持ち帰り。

袋が豪華!

テングサにこだわった極上の寒天、そしてトッピングは求肥、栗、つぶあん、お多福豆、うずら豆、うぐいす豆、あんず、パイナップル、そして別の袋に入っている赤えんどう豆。
蜜は白、黒、ほうじ茶、抹茶、塩の5種類から選べるシステムで、黒とほうじ茶を買って帰ったが、ほうじ茶は甘さが控えめで香りがあって、実にすばらしかった。黒もそれなりにパンチがあってよかったが、ほうじ茶の蜜に慣れてしまうともう他店のあんみつは食べられなくなるかもしれない。
スイーツにうるさいルミチンも絶賛してました(^_^)。