2011/5/3 芝公園散策

 
おいらのGWは5月1日〜3日の3日間だけ。
1日の天皇賞で3番さえ逃げ切ってくれれば大金持ちだったのに3着に沈んでしまったため、2日間はほとんど外に出ずグッタリとしていた。
最終日は、さすがにどこにも出掛けないのも残念なので、ルミチンのお墓参りのお伴で築地へ。

築地場外市場の寿司屋は観光客目当てでみんな店を開けていて、どこも大行列。
空いてるときに来れば空いてるのにわざわざ混んでるときに参加するのはばかばかしいので、とりあえず大江戸線に乗って築地を脱出。
ふだんめったに降りない大門(浜松町)で降りてみる。
ここもけっこう人で賑わっていた。
スカイツリー効果で、東京タワーも人気なのかも?

ルミチンがあまりにも腹が減ったと言うので、そば屋に入る。

三色そば

月替わりの「変わりそば」、今月は山椒切りそば。

そばは悪くないが、つゆがけっこう甘め。
したがって、山椒切りそばの方がキリッとした味でうまかった。

「大門」の地名の由来、増上寺の大門

三解脱門と東京タワー

大殿。おいらは増上寺の中に入るのは初めて!

増上寺は寛永寺と共に徳川将軍家の菩提寺であり、この場所に移ったのも徳川家康のとき。上野の寛永寺が江戸の鬼門、芝の増上寺が裏鬼門に配置されている。
ここには二代秀忠公、六代家宣公、七代家継公、九代家重公、十二代家慶公、十四代家茂公の六人の将軍のほか、崇源院(お江の方。二代秀忠公夫人、家光の母)、皇女和宮さま(十四代家茂公夫人)ら五人の正室、三代家光公側室桂昌院(五代綱吉公実母)ら五人の側室、三代家光公第三子甲府宰相綱重公ほか歴代将軍の子女多数が埋葬されている(増上寺HPより)。

売店にはさまざまな「江姫」グッズが。

大殿側から三解脱門を眺める

鐘楼堂

千躰子育地蔵尊。デザインが70年代チックだ。

芝の増上寺の境内には熊野神社があり、手水舎には八咫烏(ヤタガラス)も描かれている(写真を撮り忘れた(-_-;))。

ここでは「クマノ」ではなく「ユヤ」と読む。

上海万博の中国館みたいな、重要文化財「旧台徳院霊廟惣門」

芝東照宮

現在は芝公園が増上寺を取り囲む形になっているが、かつてはその全体が寺域だった。
この東照宮ももとは増上寺の安国殿だったもの。空襲で焼ける前は国宝だったらしい。

東照宮の裏側にまわると小高い丘のようになっているが、なんと5世紀の古墳である。

江戸時代にすでに崩されていて原形をとどめていないが、前方後円墳である。

頂上には伊能忠敬測量偉功表の碑が。

ルミチンが降りてくるところ。

斜面のようす

3.11の地震で曲がったと聞いてはいたが、東京タワーの先端、ホントに曲がっている!

野田岩の前を通って、落語「黄金餅」のように飯倉片町だの麻布だのを練り歩き、ついに六本木まで来てしまった。見た風景だと思ったら、先日の「Three and Two」の打上げ会場もあるし。

六本木ヒルズへ行き、ウェストウォーク5Fを2周ぐらいして悩んだあげく、ランチ1,980円というのに惹かれて「ザ・キッチン・サルバトーレ・クオーモ・六本木」というイタリアンレストランに入ってみる。
http://www.ystable.co.jp/restaurant/thekitchen_roppongi/index.html

前菜、サラダ、デザートはビュッフェ形式で、飲み物もドリンクバー(ワインは別料金)。

メインは11種類の中から選べる。
おいらは「スルメイカと3種のキノコのクリームソース フジッリパスタ」、ルミチンは「たっぷりシラスとにんにく、オレガノ、トマトソースのピッツァ “ビアンケッティ”(写真)」。
フレッシュな味のトマトソースとシラスのハーモニーがすばらしい!

取り分けるとグズグズになってしまうが、味はたしかなティラミス(右上)など。

六本木のイタリアンなんて普段はおよそ縁のない場所だが、ルミチンはやたら声のでかいイタリア人と何やら適当なコミュニケーションを図っていた。
ピザがうまかったので、また来たいなー。