2008/5/5 根津〜千駄木ツアー

 
5月5日、くんた君とヒサリンとおいらの3人で根津神社の「つつじまつり」へ。
王子で南北線に乗り換えそこなったおいらは、まだ時間に余裕があったので田端から歩いていくことにした。
ところが、どうも景色に馴染みがない(-_-;)。
駒込病院が見えてきたとき、おいらの頭の中で完全に田端と駒込がごっちゃになっていたことに気が付いた。
駒込病院というのは、駒込からも田端からも似たような距離だが、まっすぐ歩いて辿り着けるのは田端駅なのである。
おいらは駒込から歩いているつもりになっていたのだった(-_-;)。
やがて無事に本郷通りに出られたが、ツアーが始まる前からひとりで30分以上歩いてしまった・・・。

東大前駅でくんた君たちと合流し、根津神社へ向かう。
ヒサリンは根津神社は初めてであるらしい。
この2人はけっこう連れ立って遊び歩いているので、今回もどこを案内すれば喜んでもらえるか、実は悩んだのである。
もしかしたら、この人たちは東京よりもよっぽど奈良や京都の方を歩いてるのかもしれん。

1ヵ月にわたる「つつじまつり」もあしたが最終日。
ということは、今ごろ行っても、ほとんどのつつじはすでに溶けてドロドロになっている可能性が高い。
しかし、途中の「親鸞仏教センター」(なんちゅう名前や)のつつじは見頃だったので、まだ大丈夫かも?

根津神社はお年寄りで大混雑だった。
まず、すごい数の赤い鳥居が立ち並ぶお稲荷さんに立ち寄る。

こ、狛犬の顔面が破壊されている・・・(-_-;)

ヒサリンがお稲荷さんに入念にお願い事をしたあと、みんなで200円ずつ払ってつつじ園へ。

この写真、いちばんマシなつつじの前で撮ったもの。
懸念した通り、やはりほとんどのつつじは溶けていた(-_-;)。
100円ずつぐらい返してほしいな〜。

正午から本殿にて三十六歌仙絵の御開帳を行ないますというアナウンスが流れていたが、あまり興味がないので、普通に参拝だけすませようと思ったのだが、賽銭箱の前にはまるで初詣のような長蛇の列が!
でも、せっかく来たので行列に加わり、オークスとダービーの戦勝を祈願。


神田明神と雰囲気が似ている


台東区循環バス「めぐりん」。まだ乗ったことはない。

くんた君もヒサリンも、穴子寿司の「乃池」には行ったことがないという。
おいらは道案内役なのに方向を間違え、千駄木に行きたいのに根津駅に着いてしまった(-_-;)。
きょうは方向感覚がおかしいな〜。
結局、根津から千駄木まで地下鉄に乗る(笑)。
みんな、余計にSuicaを使わせてゴメン〜。

やっと乃池に到着!
店の外に、3組6名様のお客さんが行列していた。あいかわらず人気あるな〜。
順番が来て2階の座敷に通され、全員、穴子3カン入りの特上握り(2,500円)を注文。

ビールをたのんだらお通しで出てきた穴子の煮凝り。
甘味が控えめで、なかなかオツである。

名物の「谷中しょうが」。味噌をつけて食べる。
ヒサリンに大好評で、よかったよかった。

おいらは乃池は3〜4回目ぐらいだが、最後に来たのはおそらく10年以上前。
その日の穴子の品質によってバラツキがあるという印象だったが、きょうのは上出来だ。
マグロもおいしく、非常に満足度の高いランチで、きょうの任務はほとんど完了した気分。

次は再び地下鉄で根津に戻り、竹久夢二美術館へ。
http://www.yayoi-yumeji-museum.jp/
ここはお隣りの弥生美術館の企画展がなかなかおもしろく、今回は「少年ケニヤ」の山川惣治展(6/29まで)。
紙芝居から劇画への過渡期に、絵物語というジャンルで一世を風靡したアーティストだ。

梶原一騎に影響を与えたことで有名な「ノックアウトQ」や、「少年王者」「虎の人」「幽霊牧場」「海のサブー」「少年エース」などの名作が一堂に展示されている。
川崎のぼるの「荒野の少年イサム」の原作者だったのは知らなかった!

竹久夢二美術館では「マルチアーティスト竹久夢二の七つの顔展」(これも6/29まで)。
少年雑誌の付録の双六とか、千疋屋のパンフレットなど、興味深い仕事も。
得意の美人画と、そこに描かれているモデルの写真が一緒に飾られているコーナーがおもしろかった。
本当にそっくりなのである!

併設されているカフェの入り口に立っていた黒板。
「少年ケニヤライス」「少年タイガースイーツ」って、どんなんや?
「幽霊牧場ステーキ」はないのか?

結局「少年タイガースイーツ」ではなく、駅の近くの喫茶店で、チーズスフレ、シフォンケーキ、黒ゴマプリンのデザートをいただきながら、5時までまったりとして本日のツアーは終了。
くんた君はあした(6日)も仕事だからな〜。おいらもだけど(-_-;)。