2000/2/6〜8 伊東温泉の旅

文:としちん



伊東では、もう桜が・・・

 2泊3日の格安バスツアーで伊東へ行った。
 今回の西東京バスのガイドさん、おそらく(素人も含めて)日本一歌がヘタクソである(笑)。バスは爆笑の渦!
 お泊まりは新松原タワーホテル。
 その名前からして、たぶん東京タワーと同い年ぐらいか。ホテルと名が付くものの中ではかなり古い部類であろう。「ゴトゴト」って感じのエレベーターがコワイ。
 なにしろ安いツアーなので、夕食もとても質素。でも量的にはちょうどいいし、味付け自体は家庭的で、悪くはなかった。しかしさすがに2晩めの「こんにゃく鍋」には驚いた。鍋の中身はお湯とこんにゃくだけ。これに味噌を付けていただく。うーん、ヘルシー・・・
 大浴場はまずまず。露天風呂は少しぬるくて、夕方だとちょっと寒い。それに、せっかくホテルが高台にあるのに、露天風呂から海が見えないのは問題。


レトロな室内

 市内観光には、東海バスの「伊東観光フリーパス(1300円)」が便利だが、バスの本数が少ないのが難点。
 小室山、つばき園、大室山のリフトなどを堪能した。
 大室山の噴火口は、歩いて1周するのに約10分かかる。360度のパノラマがすばらしい。3月には山焼きがあるそうだ。

 
小室山つばき園


大室山の山頂

 
伊東の海岸から見える大島。右は砂浜に残るカモメの足跡。カワイイ!

 
伊東市内では、いたるところに温泉が。右は有名なハトヤホテルの遠景。

 海岸通りを歩くと、なんと偶然にも「島源商店」が!
 「大地」の宅配で、この店のアジの干物はとしちん家御用達なのだ。
 せっかく来たので、アジとキンメの干物を買って帰る。

 
島源のおばちゃんと記念撮影!

 今回の旅行でうまかったのは「割烹うめはら」のアジのたたき定食。キンメの煮魚定食には、マグロのモツのオマケ付き。味噌汁もとてもうまい。次回は素泊まりの旅館に泊まって、夜はここで食べれば何も言うことはない。

 
「うめはら」の料理

 お土産を買うために立ち寄った温泉饅頭「みかど」の若旦那は、「うちの桜饅頭は、桜の葉を根気よく刻んで混ぜてあるんです。石舟庵のは香料でごまかしてるんですよ。そのくせ高いし」と、近所のライバル店を名指しで批判(笑)。どちらも買って食べ比べてみたが、言うだけあってみかどの方が安くておいしい。普通の茶色の温泉饅頭も、口の中でパッと溶けるほど皮が柔らかく、中のアンコも絶品。職場に20個入りを買って帰ることにする。

 帰りのバスが大宮に近づいた頃、いきなり猛烈な吹雪に見舞われたのには驚いた。本当に突然で、ペギラが来襲したのかと思った。
 しかし、ものの20分ほどで雪も止み、バスは大宮に到着。
 あまりの寒さに、思わず「げんこつニンニクラーメン」を食べて帰る。

 
島源のキンキの干物と、「いろり海産」の二年物カツオの塩辛。うまい!