Leaves Eyes / We Came with the Northern Winds: En Saga


ノルウェー人女性シンガーのリブ・クリスティン嬢を擁するジャーマンゴシックメタルバンド、リーヴズ・アイズの2DVD / 2CDの4枚ボックスセット(2009年)。
2007年のベルギーでのライブを収録。
(最近、ライブ盤ではDVD付きのものが多く、ライブ映像がお手軽に楽しめてしまう。おいらの学生時代とは隔世の感があるな〜。)

過去に出ているスタジオ盤は2枚だけなので、そのほとんどが演奏されている。
最初に「Lovelorn」を聴いたときは、あまりプログレっぽくなかったせいか、エリスの方が印象が強かったのであるが、サウンドがストレートだし、リブ・クリスティン嬢のナチュラルな美声を堪能できるという点でも、このバンドはライブ向きだと思う。
実際、DVDを観てから「Lovelorn」を聴くとかなり印象が変わってくる。

天使のような超美声ヴォーカルとヘビメタの組み合わせはビジュアル的にもマンガチックで、デス声の男性ヴォーカルは姿まで見えてしまうためCD以上にウザイが、ステージを懸命に盛り上げようとする姿はほほえましくもある。
ノルウェーとドイツの共同体だけあって、あかぬけないB級っぽさが漂うものの、聴衆の反応はすばらしく、ヨーロッパでの人気がうかがえようというもの。


Lovelorn(2004)


Vinland Saga(2005)

コンセプトアルバムであるらしい2nd。
ステージでもこの奇妙なキモノっぽいコスチューム姿を披露している。