2010/3/2 下町のクレープ

 
3月2日(火)

真冬のような寒さの中、長谷川等伯展を見に、京浜東北線に乗って上野を目指す。
しかし西川口あたりで、先日テレビでやってた板橋のクレープ屋さんがうまそうだったことを思い出し、赤羽で埼京線に乗り換え。
ケータイで「板橋 クレープ」などと検索し、なんとか辿り着く。

(写真右)お店のカウンターにお雛さまが。

店に入ると、ニコニコと愛想のいいご主人にいきなり「テレビ見たの〜?」と言われた。
深夜番組なのにかなり反響があって、いろんなところから客が来るのだそうだ。


これこれ、この番組。(今は日曜の7時!)

この場所で32年ぐらいやってるというこのお店、昔はテーブル席もあったらしいが、近くの大学からの大口注文などに対応するために鉄板を増やし、今では2人しか座れないベンチがあるのみ。

昼食代わりなので、おいらはハム&チーズ、ルミチンはポテトサラダのクレープ(写真)を注文。
生地がフワフワで、なおかつモッチリ感もあり、絶妙!
あっという間に食べてしまい、デザートに本日50円引きのチョコ&クリームも食べた。冷たい生地もまたおいしい!

けっこう満腹になって、駅前を少し散策。


近藤勇のお墓なんてあったんだな〜。

池袋から山手線に乗換え、ようやく目的地の上野公園へ。

テレビで見た阿修羅展のときの大行列を考えたら、こんなにスイスイ入れれば楽勝だと思ったのだが、展示室内はそこそこ混んでいた。
いや〜、等伯スゴイ! まさに天才絵師!
江戸期になると技術的にはもっと上手な人もたくさん出てくるのだが、等伯の場合はちょっと神懸かっていて、とりわけ水墨画は、光というよりも「大気」、さらには物質的な事象の背後にあるスピリチュアルな世界までも描いているような気がする。さすがに仏画からスタートした人だけのことはあるな〜。(高さ10mの仏涅槃図もすごかった!)

帰宅したら、先日ヤフオクで落札した第一次国宝シリーズ21種のシートが届いていた。
落札価格は額面の2割増し程度。安い!
本物の松林図を見て来た日にその切手が届くというのも、等伯パワーのなせる業か?