2008/9/27 野田岩の筏重

 
9/27(土)、1年ぶりの「野田岩で天然鰻を食べる会」。
今年はあいにく天然物の成育が悪いようで、「筏(いかだ)だったらできます」と言う。

筏とは、まだ若くて細い鰻を2〜3本まとめて串を打つ技法で、蒲焼きにして並べた姿が筏に似ている事からそう呼ばれるらしい。

しっかり太って脂ののった養殖物が出回っている昨今、逆に若くて細い鰻が食べられるのは天然物ならばこそで、かつてはこれが「めそっこ」と呼ばれ、あまり脂っこいものは苦手な江戸っ子に好まれたという。

筏の場合、去年のような「中入れ丼」にはできないというので、全員「筏重」にしてもらう。

写真のように、ゴハンが見えないほど並べてもらったものは6,500円。
鰻の量が少なく、上下にゴハンが見えるもので4,500円。

寿司屋では初夏に2〜3枚合わせないと1カンの寿司が握れないほど小さな若いコハダ(シンコという)が出ることがあるが、脂の乗りや味の濃厚さは冬場の成熟したコハダに遠く及ばないものの、シンコならではの軽さと清冽さを愛好する人も多い。

どうやらこの「筏重」も、そういうジャンルの食べ物だろう。
お値段もお値段なので、鰻は高ければ高いほど脂が乗っているはずだと信じている人はびっくりするかもしれない。
とてもさっぱりしている反面、川魚の風味は強い。
去年の中入れ丼はわかりやすいうまさだったが、今年はちょっとレベルが高かった。
まだまだカレーや焼き肉やハンバーグが好きなヤングだからな〜(^^;)。

2時から渋谷で、3時間カラオケ(笑)。
そのあと、おいらとルミチンは渋谷にオープンしたばかりのヤマダ電機や、東急の「なにわうまいもん市」を見物。

大宮に帰って、ルミネの「大かまど飯 寅福」でゴハンをいただく。
焼き魚定食はサバとホッケ、揚げ物定食は黒豚メンチカツとアジフライ。
ゴハンのおかわりは自由で、白ゴハン、キノコの炊き込みご飯、十穀米から選べる。
明太おろしやヒジキ、とろろ芋などの小鉢もいろいろ付いて、1,500円ぐらい。

これは普通にうまかった(笑)。アジフライのアジがすごい分厚さだったな〜。
1人暮らしのOLさんとおぼしき女性客もチラホラ。
たしかに同じ和定食でも、駅前の大衆食堂「いづみや」には入りにくいからな。