2008/2/9 人形町喜寿司ランチオフ会

11時に水天宮の境内で待ち合わせ。
参加メンバーはおいらとルミチン、くんた君、ヒサリンの4名。
くんた君とヒサリンはしっかり御朱印帳を持って来た、さすがやな〜。

喜寿司開店の11時45分まで、「玉ひで」の行列を見物したり、あちこちを散策。
「小春軒」も、こんど食べてみたいな〜。

末廣神社。江戸時代の初期、吉原がこのあたりにあった頃に地主神・産土神として信仰されていたという。

開店と同時にカウンターに陣取ったが、なかなか親方が姿を見せなかったので、きょうは息子さんが握るのかと思ってしまった(^^;)。この家系、やっぱりイケメンだよな〜。
しかし、せっかく油井さんの握りを食べてもらおうと思ってくんた君たちを連れて来たので、親方が出てきたときにはホッとしたよ!

本日の3,000円のコース:
銚子のカジキ
房総のヒラマサ
見島のマグロ
知多半島の平貝
芝海老のオボロをはさんだ玉子焼
穴子
赤貝のヒモ巻とカッパ巻

見島(みしま)は山口県萩市の沖、北北西に約45kmの海上に浮かぶ人口約1200人の小さな離島で、天然記念物「見島牛」は和牛のルーツと言われている。
イカ漁が盛んで、そのイカを食べに来るマグロも揚がるのだろう。
去年のあまりにも鮮烈だった戸井産のマグロには及ばないが、赤身特有の香りは十分。
ヒラマサもプリプリ感がすばらしく、刺身をあったかいゴハンで食べてみたいと思ってしまった。

去年ルミチンと2人で来たときは、マグロをおかわりしたり、エビと赤貝を追加でたのんだりしたのでお勘定が倍になってしまったが(^^;)、きょうはお寿司はコースだけでストップ。ひとり3,150円なり。
ランチは、ほかに2,500円と3,500円がある。
この店、夜に来ておまかせで握ってもらうと2万円ぐらいで、ほとんど銀座と変わらない。
もっとも、内容は銀座の寿司屋に劣っているわけではないのでご安心を。
(そんなに銀座の寿司屋なんて食べ歩いているわけではないけど・・・。)

喫茶店「高久(たかく)」でデザート。
ケーキとコーヒーのセットで950円。
びっくりするほどうまいという店ではないが、ケーキはボリュームがあるし、お店の雰囲気も悪くない。東京では喫茶店そのものがだんだん貴重になってきたからな〜。

お寿司を食べたあとのことは誰も何も考えてなかったのだが、国立新美術館で開催中の「没後50年 横山大観」展にまだ誰も行ってないことがわかったので、みんなで観に行くことにする。

地下鉄の乃木坂駅を降りるとすぐに国立新美術館入り口へのエレベーターがある。
土曜日なのでけっこう混んでいた。雪の予報が出てるのにな〜。

今回の目玉・全長40メートルの絵巻「生々流転」は、ケースを覗き込む人たちの列がなかなか動かない。反対側の壁には写真が貼ってあるのだが、やっぱり実物を、あっちを見たり、こっちに戻ったりしながら、ゆっくり見たかったなあ。

大観の作品をこれだけたくさん見るのはもちろん初めて。
日本画の巨匠と称されるたびに、オレなんかより菱田春草の方がずっと巧いと口にしていたエピソードは有名だが、たしかに修業時代に描かれた「仏頭写生」なんて、絶対においらよりヘタクソである。
しかし、親友だった春草に、技巧では勝てないことが早い時期にわかったことが、独自の画風を確立させる上では幸いだったのかも?

作品を見ると、この人は目の見え方、脳内での処理の仕方がそもそも普通ではなかったとしか思えない。
近くで見るとヘタクソなのに、遠くから見ると写真以上にリアルな作品があったりもする。
また、古いタイプの日本画ではなく、どことなくポップで、シュールで、抽象的なところが、日本よりも先に海外で評価された理由だったのではないか。
大規模な回顧展だったが、もっといろいろ観てみたい気にさせる、おもしろい展覧会だった。

国立新美術館のカフェが超混みだったので、とりあえず表参道へ。
外へ出たら、ついに雪が降り出した。
久しぶりに「ル ブルターニュ」へ寄ってみる。
なにしろ表参道自体が久々で、おいらはまだ表参道ヒルズにも行ったことがないのだ(^^;)。

「ル ブルターニュ」のお店のあった場所には移転の貼り紙があり、そこから2〜3分のところに、ちょっと小さくなった新店舗があった。ちょうど帰るお客さんがいたのですぐに座れたが、ほぼ満席状態。
ここは、小麦粉が原料のクレープに対し、そば粉が原料の「ガレット」を食べさせるお店である。

コンプレット オニオン オ ジャンボンクリュ 1,480円
目玉焼き、グリュイエールチーズ、オニオンのシードルコンフィ、バイヨンヌ産生ハムのガレット。

デュオ デ キャラメル 1,050円
チョコレート風味とスパイス風味のキャラメルをかけ、バニラアイスをのせたガレット。

ダーム カテル 1,250円
苺、ヴァローナチョコレート、ピスタチオ、ホワイトチョコのアイス、ホイップクリームをのせたガレット。
これを注文すると、フランス人のウエイターが一生懸命フランス語でしゃべりかけてくる。
ピスタチオを切らしてしまったので、かわりにアーモンドでいいかと言っているらしい。
ウイ、アーモンド、シルブプレ! ってか!

これはブリッツ・ブロンドというフランス産のビール。
ビール特有の苦味が少なく、フルーティでとてもおいしい。
調べてみたら、ブルターニュのウィスキーの醸造所で、ウィスキー用の麦芽で作られているらしい。

このあと表参道ヒルズを少し見学。
やっぱり、おいらにはちっとも楽しくないのう(笑)。
渋谷に出て解散。
楽しかったな〜。寒かったけど(^^;)。

ヒサリンから地元・錦糸町「山田屋」の人形焼、そしてくんた君・ヒサリン共同出資によるちょっと早めのバレンタインデーのチョコレートをいただいた。ありがとうございマス!