2014/04/26〜28 香川&京都のお寺巡り 2/6
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唐に渡った空海は、長安の青龍寺の和尚・恵果から密教の奥義を伝授され、帰国後、故郷の讃岐に青龍寺をモデルとする寺を建てた。
土地は空海の父・佐伯直田公(さえきあたいのたぎみ)が寄進したもので、父の諱「善通(よしみち)」をとって善通寺と号した。
空海が生まれた佐伯家の邸宅跡も「誕生院」というお寺になっていたが、明治時代に善通寺の西院となり、もともとの寺域は東院と呼ばれている。
現在は真言宗善通寺派の総本山で、四国八十八ヶ所霊場の75番札所でもある。
南大門をくぐると右に五重の塔、左に樹齢千年以上の大楠がある。
空海が植えたものだとか、いやいや創建当時からすでに大木で、空海も幼少時に登って遊んだとか、諸説ある。
元禄年間(1688ー1704)に再建された金堂。
川崎大師と雰囲気がよく似ている。
亀戸天神が太宰府天満宮に似ているように、やっぱり川崎大師もここを模して造ったのかも。
本尊は3mに及ぶ薬師如来座像(1700年)で、毎年12月の大掃除「お身ぬぐい」が恒例行事となっている。
子持修業大師。どういうエピソードにちなんでいるのだろう?
境内の内側にずらりと並ぶ五百羅漢
足利尊氏利生塔
法然上人逆修塔(ぎゃくしゅとう)
後鳥羽上皇によって讃岐に配流された法然上人(鎌倉時代の浄土宗の開祖)が、空海を尊崇し、ここに自らの逆修塔(生前墓のこと)を造った。
こういうのを見ると、善通寺の由緒正しさと歴史の重みをずっしりと感じる。
廿日橋を渡って西院(誕生院)へ。
空海の生家の跡地に立つ御影堂。
地下の戒壇めぐりを体験してきたが、今どきめったに経験できない本当の真暗闇の中を、左手で壁に触りながら100mも歩く! これ、マジで怖かった〜。
稚児大師立像
空海とご両親の像
西院と駐車場の間の弘田川にかかる済世橋
欄干に空海の師・恵果和尚の文字が。
インドの龍猛(りゅうみょう)から始まる密教の正統「真言八祖」の、恵果は七祖、空海は八祖というわけで、宝物館では真言八祖像8幅が展示されていた。
空海記念碑。
昭和57年に長安(現在の西安市)の青龍寺に建立された空海記念碑を模して造られたもの。
また東院に戻ってきた。
牡丹がきれい。
GWは五重塔が特別公開され、2階まで上がることができたが、人がいっぱいで狭そうなのでパス。
お遍路さんの友「かたパン」は、あいにく昼すぎには売り切れていた。