2008/4/21　浜離宮

4月21日（月）、築地の場内市場へ寿司を食べに行く。
ルミチンはひとりで何度か来ているようだが、おいらは「場内」は初めて。
内にあるか外にあるかの違いで、内容はそれほど変わらないようだ。
場外は一般客用、場内は業者さんの利用客が多いのだろうが、お昼近くになると、行列をなしているのはほとんど一般客や観光客だった。特に外人観光客は、明らかに場内の方が多い。

なかなか味のある、子供用のフグのＴシャツ

「岩佐寿司」に入ってみる。

ルミチンが注文したちらし丼、2,100円

おいらは特上にぎり（3,100円）を注文。
このあとさらに車海老、赤貝、煮アナゴ、鉄火巻１本が出てくる。
ホタルイカは、特上か「おまかせ（3,600円）」を注文した人に１貫サービスされる「旬の魚」だったようである。
マグロ、ヒラメ、ホタルイカはどれも味が濃厚で、ウニと車海老も甘さ十分。
これぞ築地場内ならではの、鮮度の高さがなせるワザだろう。
理屈抜きの旨さ、言うことなし！

場内でアズキ（北海道大納言）を１kg買い、ブラブラと銀座方面へ。
ルミチンのガイドブックに載っていたカフェに向かったが、それらしき店はなかった。
そのガイドブック、よく見りゃ13年も前のもの(-_-;)。おいおい！
結局、新橋駅近くの安い喫茶店でコーヒー。

久々に浜離宮へ行ってみようというので、歩いて汐留方向へ。

宮崎駿デザインの日テレ大時計。
10時、12時、15時、18時、20時にからくりが動くらしい（10時は土日のみ）。
20分前に終わったばかりで見れなかった、残念。

「ごくせん神社」

ヘンなベンチ。
こんな風に並べると、お尻のニオイを嗅ぎあっているようにしか見えん！　変態か！

電通ビル。どんだけ高いねん！

浜離宮は２度目だが、前回がいつだったか覚えていない。
きっと十年以上前だろう。
周りにこんなにたくさんの高層ビルはなかったに違いない。

八重桜が満開！
平日だが、お客さんもそこそこ入っていた、
夜はライトアップもあるみたいで、照明の機材があちこちに置かれていた。

アロエ、どんだけでかいねん！

牡丹も見頃だ！

浜離宮は、新宿御苑ほど手入れは行き届いていないが、その分、かえってワイルドな魅力に満ちている。
そして、なぜかネコがいっぱいいる(笑)。

茶店の縁台に腰掛けて缶ビール飲みながら、ドーナツを小さくちぎってハトにやっていたら、そのようすを物陰からずっと覗いていたのが下の汚いネコ（ルミチンが「チャグロ」と命名）。

おいらがチャグロには何もやらなかったもんで、そのうちチャグロはウトウトと居眠りを始めた。
すると反対側の方角から、まるで朝青龍のようなオーラを放ち、悠然と歩いて来たのが浜離宮のボスとおぼしき黒ネコ。
ボスはこちらには一べつもくれず、おいらたちのすぐ目の前を堂々と歩き、チャグロの方に向かって行く。
チャグロは横を向き、おまけに夢うつつ状態なので、全く気付かない。

ボスがついに、チャグロにほとんどくっつくぐらいにまで接近した。
さすがに何者かの気配に気付いて顔を上げたチャグロは、ボスと目が合ったとたんに「ぎゃ！」という顔をして一目散に逃げ出し、ボスがそれを全力疾走で追いかけた。
一部始終を見ていたおいらとルミチンは、そのチャグロがびっくりしたときの顔がおかしくておかしくて、腹を抱えて笑い転げた。
ほかの客が何事かと思って集まってくると、ちょうど木の上に追いつめられたチャグロが、ボスの下からの攻撃に対して必死にネコパンチを繰り出して応戦していた。
「お〜、ネコのケンカだ！」とギャラリーの人垣ができる騒ぎに。
せっかくデジカメを持っていたのに、どうして動画を撮っておかなかったかとあとで悔やむこと悔やむこと(笑)。

さんざん笑ったあと、浅草・吾妻橋行きの水上バスに乗る。

レインボーブリッジ

水上バスの２階に座っていた客のうち、我々以外は全て外国人だった。
なんだか、我々の方が海外旅行をしているような錯覚に陥ってしまう。

浅草に着き、仲見世方向ではなく、松屋をはさんで反対側（隅田川沿い）の、靴問屋が並ぶ通りを初めて歩いてみた。
ほとんどの店には「小売りはしません」という貼り紙がしてあったが、中には店頭に靴を並べて「５割引」としてある店もあった。
その中の１軒に入り、通常14,000円という革靴を7,800円にて購入。
いつもはもっと安っぽいやつを9,000円ぐらい出して買っているので、これはお買い得！

浅草神社をお参りし、「梅むら」の豆かんを食べて、つくばエクスプレスと京浜東北線を乗り継いで大宮に帰る。

梅むらの豆かん。うまい！

大宮で、ルミチンが職場（鉄道博物館）の宴会で使ったことがある「人形町」というお好み焼き屋へ行ってみる。

名物の芳町焼（よしちょうやき）とアスパラベーコンチーズ、イカ焼そばをいただく。
芳町焼はお好み焼きというより、上品な海鮮玉子焼という趣（おもむき）で、ポン酢が合うらしいが、塩だけでじゅうぶんおいしい。
下の写真は、アスパラベーコンチーズ。

これにはグリーンタバスコがベストマッチ。新たな味の発見だった。
今まで、唐辛子は青い方が辛いので、タバスコもグリーンの方が辛いのかと思っていたが誤解だったようである。

てなわけで、４週連続、お花見７連発の最終回でした！