2003/1/2~3 初詣
文・留実ちん
1月2日(木)晴れ 「氷川神社初詣」
朝、起きたらとても良いお天気だったので、鎮守である「氷川神社」へ行くことに。
その前に、うちのすぐ近くにあるスーパーの福袋を買いに、開店前に並ぶ。
私たちは80番目ぐらいだったようだ。
いよいよ開店して、扉の横で、店員さんが福袋をどんどんと配っていく(レジで精算)。
無事に2人とも手にして、あとコーヒー豆でも買って帰ろうかと話していると、「福袋はただいま完売しました。御了承ください」のアナウンス。
うちはひとつでいいと思って、買えなかった人に分けたらとても喜んでくれて、うれしかった。幸せは分かち合わなければね!!
2000円の福袋の中身は、ひつじの置物と小さなぬいぐるみ、ポッキー、ラップ、ポテトチップス、マヨネーズ、2000円の金券。金券はここでの買い物に使えるので、品物はまるまる得する仕組み。
ただ、うちはマヨネーズは食べないし、ましてキューピーマヨネーズなんてどうしよう…。誰かにあげようかと言ったらとしちんが「ボクが食べる」と言ったので、どうぞよろしくお願いします(笑)。
福袋をいったん家に置き、ニューシャトルで氷川神社へ向かう。
大宮のひとつ手前の駅で降り、「世界的に有名な松葉納豆」と書いてある看板の横を通り、裏参道に出るが、境内の近くまで来るとかなりの人込みだった。途中から一方通行になり、裏から来た参拝客もぐるっと迂回して手水の前を通るようになっていたので、大変ありがたかった。
境内はすごい混雑で、思っていた通り、お払いはどこでどう並んでいるのか分からない程の長蛇の列…。また改めて来ることにしよう。
今年も初詣に来れた事に感謝し、家内安全を祈願しつつ、参拝を済ます。
「天照皇大神宮」と「氷川神社」の御札と絵馬を購入し、混雑緩和のため外に設けられているおみくじ所でおみくじを引く。
としちんは大吉で、大喜び。私は吉だったので、まあまあか。
氷川神社の長い表参道には様々な露店が軒を連ねている。
天気が良くてもやはり寒いので、イスやテーブルが並べてある大きい露店(露天風呂の方がいいなあ)に入り、ラーメン、おでん、ビール。
再び参道を歩き、甘いものも食べたくなったので、大判焼きを食べ、「氷川だんご」の甘酒を飲む。
駅前にあるそごうに寄り、紳士雑貨の福袋(5000円)を購入。
そこそこの大きさのキャリーケースの中にセーター、靴下、ネクタイ、パジャマが入っていて、かなりお買い得。去年からキャリーケースが欲しかったので、新年早々安く買えてありがたい。さっそく氷川様の御利益か…!?
氷川様、今年もよろしく御願い致します。
1月3日(金)くもり(夜は雨)
近畿ツーリスト「那珂湊で8種類海鮮盛り付き磯料理・成田山新勝寺へ初詣・初物イチゴ狩り」(6980円)
さいたま新都心(7:00)~八郷(イチゴ狩り食べ放題)~那珂湊(磯料理の昼食と買い物)
~大洗磯前神社~成田山新勝寺~大宮(21:00)
「7時には出発しますので、早めに集合してください」との連絡があったので、6時半過ぎに集合場所に付き受付を済ますが、バスがまだ到着していない。
この朝は一段と寒さが厳しくとても寒い。
出発10分前にようやくバスが来て、席を確認し、そそくさと乗り込む。
今回は左側の前から2番目。
途中、南越谷から半数ほどの人が乗車した。
1時間以上も乗っているのに、体はまだ冷えきったままだ。暖房はつけてはいるようだが、窓際の席の端に冷たい風が入ってくるので、トイレ休憩のとき、としちんに席を替わってもらった。
道中、成田のおまんじゅうを1個づつもらい、さっそく試食。お土産の饅頭の味はこんなものかな~?
千葉方面の道路は順調に流れ、予定より早く最初の目的地「イチゴ狩り」に到着した。
バスガイドさんは「この時期はおそらくクリスマスケーキに乗ってるような酸っぱいイチゴだと思います」と説明していたが、実際はとても甘く(とちおとめ)、参加者は大満足の様子…。それにコースの副題が「甘いイチゴの食べ放題」だから、甘くなくては苦情が出る。
本当はもっと食べたかったが昼食が控えていたので、私は10粒、としちんは20粒で止めておく。
このイチゴ狩りと買い物の時間が40分もあった。バスガイドさんと添乗員さんが外でとても寒そうに待っているのが気の毒だし、私も寒くて外にいられなかったので、20分以上前にバスに戻ってきた。ようやく最後の1人が戻って来そうな時に、また1人バスから出て、イチゴの売店に行っている。結局、3分前に出発。寒さの中で待っているバスガイドさんの身にもなってやれよお!!(怒) それに、バスガイドさんが最初に「昨日は予定よりも遅れて帰ってきて、今日も道路事情がどうなるか読めないので、どうぞ御了承ください」と言っていたではないか! これって遠回しに、「今日は早めに集合して」という事ではないの? 自分さえよければいいという人は、団体旅行には参加してほしくない。
高速に再び乗り、那珂湊に向かう。
この新しい高速道路ができる前は水戸市内を通過しなければならなかったので、かなりの時間ロスが解消されたとの事。このような高速道路だったらいいけれど、お願いだから無駄な道路はもう作らないで!!
那珂湊の到着も早く、食事よりも前に、水産食品の買い物をすることになった。
昼になっても気温が上がらない。この日、東京の最高気温(最高ですよ!)はたったの2度だったとか…。そりゃ~寒いはずだ。
市場の中には、旬のアンコウを始め、ブリ、カニ、干物など色々な海産物が並んでいるが、冷蔵庫の冷気が漂っているせいか、屋内といえど寒さは並大抵ではない。あ~、やっぱり「ほっかいろ」を持って来るべきだった…。ここで40分の買い物?! まして集合場所は、建物の前の風の吹きさらす処。市場のおじさんでさえ「こんなところじゃ寒くて駄目だよ」と言っていた。買い物が終わった人から、食堂へ案内してくれた方がよほど親切だ。
寒さに耐えながら、待ちに待った食事の時間が来て、食堂の中で温かいご飯と碗が手元に届き、うれしさもひとしおだ。確か「あんこう椀」と「8種海鮮盛り」だったよな。「あんこう椀」の味は良かったが、申し訳程度の小さな身が3切れしか入っていなかった。海鮮盛りも確かに8種には違いないけど。まあ、値段的にこんなものかな(^◇^;)。
食事も終わり、体もだいぶ温かくなったので、バスに直行する。隣のはとバスのバスガイドさんも、顔も凍らんばかりに待っている。スカートだから余計にかわいそうだ。
次はそこからバスで5分ほどのところにある「磯前神社」へ。ゆるやかな上り坂を登りきった所から露店が続いていて、いかにも田舎町のほのぼのとした雰囲気の、寒さの中にも温かさが感じるこじんまりとした神社だった。
まずは甘酒を飲み(地元のおばさんたちが用意してくれたようで、1人1人に振る舞っており、料金は献金方式)、境内に入ると、社殿前に鈴のついた紐が5本ぶらさがっている。参拝客も5列に並び、途中で境内の中央に配置されている「茅の輪」をくぐる。
こうした初めての光景を目の当たりにすると、自分の知らない世界を「実体験できる旅」は本当にいいものだとつくづく思う。
御参りをして、私はおみくじのリベンジ。「中吉」だった~。
昨日に続き、また参道にある露店で大判焼きを買う。(意味はありません。ただ、好きなだけです)
前日よりも生地とあんこの量が多かったので満足。
それからバスで数時間かけて、成田山新勝寺へ。
インターから新勝寺まで、普通だったら15分で行けるところを、この日は45分かかったとの事。帰る方の車はもっと動く気配がない。
急きょ、参加者はみんな駐車場手前でバスを降り、新勝寺へ向かう。
全国屈指の有名なお寺だけあって、神社とはまた違った趣の賑やかさ。
初めて参拝するが、境内、建物の威厳に圧倒される。さすが総本山(真言宗智山派)だけはある。
参拝のあと、「御朱印帳」に記帳してもらう。
建物の中にあるおみくじは長蛇の列だったので断念したが、外にもおみくじを見つけ、再度チャレンジ!
半吉だった…。まだまだあきらめないぞ!
境内を後にし、お土産屋さんで「干支の鈴」(300円)を買う。これは私の「祐気取り」の為。とりあえず今回の目的を果たし、ほっとする。私たちが今回が買ったお土産のような物はなんとこれだけだったが、他の参加者は信じられない程、いちごを始め、魚、饅頭等のお土産を買っていた。旅先でとんでもない買い物をするのはうちのお父さんだけではないんだと、なんだか安心した。そういう人がいないとお土産屋さんはつぶれちゃいますよね。
駐車場に向う参道で、ほかほかの酒饅頭を買う。なんだか甘いものをたくさん食べている私。としちんみたいにウエストがなくなったら、大変だ~!
駐車場まではゆっくり歩いても10分程なので、40分程で充分堪能できた。集合時間までまだ20分あるが、帰りの渋滞を思いだすと気分的にはゆっくり出来ない。さすがにほとんどの人が時間より早めに戻ってきたものの、あいかわらず2~3人が時間ぎりぎりに戻ってきた。きっとこういう人の方が長生きするんだろうな。(^◇^;)
やはり、新勝寺から国道へ出るまでの道路もなかなか進まない。
高速に乗っても、渋滞は続いた…。
しかし午前中の貯金があったためか、なんとか予定より少し遅いぐらいの時刻に大宮に到着。
充実した楽しい日帰り旅行だった。