文書作成
Pages / iText Express / かわせみ / PopClip / Paste Plain Text / LibreOffice
Windows 95 が出る前の、まだ NEC の98シリーズが「国民機」と呼ばれていた時代、実は量販店ではパソコンよりもワープロ専用機の方が売れていた。シャープ「書院」、NEC「文豪」、富士通「オアシス」がベスト3で、その当時の作家さんでいまだに使い続けている人もいるらしい。
文書を作成する道具とはすなわち「文房具」に他ならず、手書きでも万年筆やボールペンにこだわる人は多いように、自分の手になじんだ道具というのはそう簡単には手放せないものである。
これはパソコン用のワープロソフトやエディタにも同じことが言える。
Pages 14.1(フリー)
いまこの文章を書くのに使っているソフトは次に紹介する iText Express だが、ちゃんとした印刷物をこしらえたいときはワープロソフトの出番だ。
Pages は、クラリスワークス、アップルワークスの流れを汲むアップル純正のワープロソフト。
OS X Lion でアップルワークス(PPCアプリ)が使えなくなったのを機に乗り換えたが、使いやすさはクラリスワークスの時代から変わっていない。(仕事で初めてワードを使ったときは気が狂いそうだった。)
おすすめ:
履歴書用テンプレート
http://www.modshrink.com/pages-cv-template
iText Express 3.5.5(フリー)
フリーのテキストエディタはいろいろあるが、おいらが使っているのはこれ。
ほとんどワープロ並みの機能も持っているが、普通のエディタとして非常にシンプルで、サクサク打てる
右上の「フォーム」をクリックし、「原稿用紙フォーム」などに変えることもできる。
ちなみにこの文章は、F7キーで一発でカタカナ変換するための方法である。
アップルメニュー>システム設定>キーボードで、キーボードショートカットをクリック。
「F1、F2などのキーを標準のファンクションキーとして使用」をオンにすれば、F7キーでカタカナ変換できる。
ちなみにおいらはF7キーに青いシールを貼ってある(笑)。
かわせみ 4.0.1(ダウンロード価格3,300円、アップグレード版は2,200円(税込))
Mac に搭載されていた日本語入力プログラム「ことえり」は、昔はおバカで使い物にならなかったので、まともに日本語の文章を書きたい人はサードパーティー製の EGBRIDGE か ATOK のどちらかを使わざるをえなかった。
その後、ことえりもずいぶん頭がよくなっていたらしいが、Yosemite からことえりが廃止され、新しい日本語入力 JapaneseIM が搭載された。
かわせみは、物書堂(ものかきどう)という会社が、EGBRIDGE を開発したコーエーから egbridge Universal 2 のかな漢字変換エンジンとユーザインターフェースの一部についてライセンスを受け、EGBRIDGE の DNA を継承する Mac用日本語入力プログラムとして販売しているものだ。
かわせみ 4 は macOS Sonoma に加え次回の macOS メジャーアップデートでの無償アップデートをサポート。
また macOS Venturaにも対応しており、3つのOSでの動作を保証している。
PopClip 2024.5.2($18.70)
テキストエディターで文章を作成するときに欠かせないカット、コピー、ペーストなどの処理は、メニューバーの編集から選んだり、右クリックでコンテクストメニューから選んだり、もう少し慣れた人はコマンドキーとX、C、Vを組み合わせたショートカットキーによって行なうわけだが、このアプリを入れると、マウスで語句を選択した時点で下のような黒いフキダシが表示され、どの処理を行うかを即座に選ぶことができる。
カットやコピーしたあとは、次にカーソルを合わせた位置で下のように「ペースト」ボタンが表示される。
語句を選択して左端の検索マークをクリックするとブラウザが開き、ウェブ検索してくれる。
ペーストの右の辞書ボタンをクリックすると「辞書」アプリが起動する。
また、一番右のボタンはおいらが追加した拡張機能「Select all 」。
編集可能なフィールドでのみ出現し、フィールド内のすべてのテキストが選択できる。
こちらにいろいろな拡張機能あり。
http://pilotmoon.com/popclip/extensions/
なお、2024/03/20 より Mac App Store での販売を終了。公式サイトから最新バージョンをダウンロードしたが、Mac App Store で買ったときのライセンスが更新され、アップデートも受け取れる。
Dreamweaver の編集時に Webページ上のテキストをコピペしたいときがある。
ところが Webページ上のテキストをコピーするとクリップボードには装飾付きのテキスト情報が保存され、これはいったん iText Express にペーストしてやらないと、ダイレクトに Dreamweaver にペーストすることはできない。
このアプリはコピーしたテキストを自動的にプレーンテキストに変換してくれる。Webページ上のテキストをダイレクトに Dreamweaver にペーストできるようになるのだ。
この一手間が省けるだけでも非常にストレスが軽減されるので、なくてはならないユーティリティになっている。
Automatically clear formatting にチェックを入れておくだけ。
初期設定。
LibreOffice 24.8.0.3(フリー)
Mojave では古いエクセル(Microsoft Office 2011)で家計簿を付けていたのだが、macOS の Numbers で開くとあまりにも様子が違うので、よりエクセルに近くて無料で使える LibreOffice で代用。これで十分すぎます。
公式サイトで、うちの場合は「macOS(Intel)」を選択してダウンロード。
アプリ本体をインストール後「翻訳されたユーザーインターフェース:日本語」を追加ダウンロードしてインストールすれば日本語版になる。
操作方法はエクセルと少し異なる部分もあるが、すぐに慣れる!