ASAHIネット WiMAX 2+
14/07/08 編集
7月6日(日)
2年前に J:COM に加入した話はここに書いたが、大家さんが契約を更新せず、今月中にも J:COM から STB やモデム類の撤去に来るらしい。「インターネット無料物件」はわずか2年の命だったな〜。
個人で契約し直すのならそのまま使い続けることも可能だが、大家さんの負担分がなくなるので正規の値段になってしまう。
おいら的には、リビングのテレビの使い勝手が元に戻るだけでも J:COM との契約解除は大歓迎だ。
なにしろテレビのリモコンで BS に切り替えることができず、BS を見るためには STB のリモコンで STB を起動し、テレビの外部入力を STB に切り替えなければならなかったのだ(いまだにルミチンは自力ではできない(^^;))。また、BS を DVDレコーダに録画することもできなかった。
電話は再び NTT に切り替え、また壁から電話まで電話線をひっぱらなければならないだろう。
ネットも So-net 光+フレッツに戻すのがベストだとは思うが、最近は WiMAX もかなり進化しているようなので、うちがサービスエリア内かどうか調べてみた。
ニューシャトル東宮原駅の近くだが、WiMAX はもちろん、ギリギリで WiMAX2+も対応している。
おいらはメインのメールアドレスが ASAHI ネットで作ったものなので、まだ一応会員だし、スターターキャンペーンで最新ルーター「NAD11」がタダでもらえるというのが決め手になり、7月2日、さっそく申し込んだ(ギャンブラーだなあ〜)。
http://asahi-net.jp/service/mobile/wimax2plus/
なんと翌日には届いていたようだが、6日(日)の午前中に再配達してもらった。
上から時計回りに、ホームルータとして使うためのクレードル(別売品)、ICカード、USBケーブル、ACアダプタ、本体(なんとなく黒を選んでしまったが、めちゃくちゃ指紋が付くので白の方がよかったかも(-_-;))。
本体は最初、電池パックも裏蓋も外れた状態で箱に入っている。
まず、写真の矢印のところにあるスロットに ICカードを挿入。
電池パックを装着。まるでスマホのようだ。
裏蓋をして、クレードルに USBケーブルと ACアダプタをつなぎ、本体をセットして充電。
Mac の Wi-Fi 設定で NAD11 に接続。付属のシールに記載されている暗号化キーを打ち込む。
さらにブラウザで本体のクイック設定Webにアクセスし(http://192.168.179.1)、ASAHI ネットのサポートページの手順に従い、プロファイル設定などを行なう。
これらの設定が完了するまではネットに接続することはできず、上の写真のように、電波の強さを示すアンテナも立たないので注意しよう。
クイック設定Webのネットワーク設定>基本設定で、ハイスピードモードを選択。
「設定」をクリックし、次の画面で「保存」をクリック。
ネットワーク設定>プロファイル設定で、プロバイダのサポートページの支持に従い、必要な事項を入力し、「設定」→「保存」。
http://asahi-net.jp/support/guide/mobile/wimax2plus/
(もちろん ASAHI ネット以外なら、それぞれのプロバイダのサポートページやマニュアルを参照。)
ネットワーク設定>接続設定で「asahinet」を選択し、設定→保存。
開通! おめでとう!
(数字の「1」は接続中の端末の数で、10台までオッケーらしい。)
クイック設定Webにも WiMAX のアンテナが立った!
本来、スマホやタブレットなどのモバイル端末と一緒に持ち歩くためのルータなので、あまり遠くに電波を飛ばす想定では作られていないのではないかと思い、クレードルをルミチン iMac のすぐそばに置き、今まで J:COM のモデムにつないでいた無線ルータ(AtermWR8370N)に LANケーブルでクレードルを接続。
これでおいらの部屋では AtermWR8370N からの電波を受信すればいいわけだが、結果的に、NAD11からの電波をダイレクトで受信してもそのスピードに大差はなかった。優秀!
今後さらに高速化するらしいので期待したい。
7月8日(火)
直接 NAD11に接続するのと AtermWR8370N を経由するのとでは厳密にはどちらが速いか、ワイヤレス診断で調べてみた。
ワイヤレス診断は、Mavericks では「システム>ライブラリ>CoreServices>Applications」というわかりにくい場所にある。これをダブルクリックで起動。
ここで「続ける」を押さず、コマンド+2でユーティリティを開く。
タブを「パフォーマンス」にすると、Wi-Fi の強さがリアルタイムで表示される。
NAD11にダイレクトに接続した場合、品質は「良好」。転送レートは変化するものの、おおむね 78 Mbps といったところ。
一方、接続を AtermWR8370N に切り替えると、品質は「極めて良好」、転送レートは 117 Mbps を記録した。
たしかに、NAD11に接続していても、「システム環境設定>ネットワーク」でネットワーク環境が「自動」になっていると、マシンの再起動後は勝手に AtermWR8370N の方につながっていた。
「システム環境設定>ネットワーク>詳細」で、使ったことのあるネットワークの優先順位を決めることができるが、AtermWR8370N の方を上にしておけば間違いない。
なお、クイック設定Web の「無線LAN設定」には 5GHz帯を有効にするというチェックポイントがあるが、これをオンにすると、おいらの部屋からは NAD11 にダイレクト接続できなくなってしまった。
ルミチンiMac は NAD11 や AtermWR8370N のすぐそばにあるので、5GHz帯有効モードでも NAD11 に接続できたが、無効のときよりもかえって遅くなってしまった。
AtermWR8370N はそもそも 2.4GHz だし、AtermWR8370N を使うときは NAD11 の 5GHz帯は無効にしておいた方が無難かもしれない。
ルミチンiMacでも AtermWR8370N 経由の方が成績は優秀で、転送レートはおいらの Mac mini より速い 130 Mbps をたたき出した!
今回 NAD11 を選んだのは、AtermWR8370N と同じ NEC 製であることも大きなポイントだったが、技術力でここまで薄くできたとは言え、ホームルータとしてはまだ AtermWR8370N の方が優位だった。3年前の買い物が間違いではなかったという意味ではうれしいことである。