内蔵HDD を 500GB の SSD に換装
14/06/10(編集)
サムスンの 500GB の SSD が秋葉館オンラインショップで税込24,800円だった。
ここまで安くなったら、もう買うしかないだろう。
いっこうに Mac mini 2014 は出る気配がないし、カスタマイズで 2010 を延命させるしかない。
幸い、秋の Mac OS X 10.10 Yosemite にも対応するらしいし。
インストールナビゲーターなど付属ユーティリティを収めた CD が付属。使わないけど。
ついでに 2.5インチ用 HDD/SDD ケースを購入。
ソフマップ価格1,886円(税込2,036円)なり。
http://www.century.co.jp/products/pc/hdd-case/25satahddusb30/cmb25u36g.html
SSD を装着してみた。
ケースは手であけられるし、SSD はソケットに差し込むだけ。
Mac に接続し、GUID パーティションテーブルでフォーマットしたのち、起動ディスクを SSD に復元(コピー)。
こうしておいて HDD と SSD を交換すればすぐ使えるはずだ。やっぱり Mac は便利!
SSD から起動できることを確認したら、いよいよ移植作業の開始。
必要な工具はトルクスドライバーの6番と9番。
アマゾンで 950円で買った精密ドライバーセット(JK6088A)は、すでにデジカメの分解掃除や、ルミチンのメガネ修理などで活躍中。
Mac mini の裏ぶたを開け、どんどんネジをはずしていこう。
黄色の丸印のところはファンをひっぱり上げるだけで外れる。
アミをはずすと、黒いシートに包まれた HDD が見える。
手前側を上に持ち上げながらグイっと引き出せるが、ファンにひっかかってしまうので、ファンを先に外しておく。上の写真は外したあとだが、ファンの電源ケーブルが赤丸印のソケットにささっていた。ケーブルは上に引けば外れる。
外した HDD(320GB)を SSD に付け替え。
左は HDD/SSD の、右は光学ドライブの温度センサーのコネクタ。
これらのケーブルも、上に引っ張ると簡単に外れる。
作業中は外しておいた方がいい。その理由はあとでわかる・・・
HDD/SSD のケーブルはここ。
アミに付いてる無線アンテナはここ。
組み立て直して起動してみると・・・
オッケー!
しかし、ここで大事件が勃発。
マシンから今まで聞いたことがない「シャー」という大きな音が・・・!
先ほどの写真だが、全く気付かないうちに、左側の HDD/SSD の温度センサーのコネクタを破損してしまったのが原因だった。
おそらく、付けたまま作業をしていたため、水平方向にひっぱる力が加わったときにソケットごと基盤から外れてしまったのだろう。
温度センサー類が正しく接続されていないと、Mac mini は(スリープ中も含め)常に毎分5,500回転というフルスピードでファンが回ってしまうらしい。
ここまでの精密機械になると、とても素人では修理不可能だ。
試行錯誤の末、ファンの回転数を制御できる Macs Fan Control というアプリを発見。
スピードの上限を毎分2,000回転に設定してみた。
SSD なら HDD よりも熱は出ないし、これで十分だろう。
修理に出すことなく、まるで動いていないかのように静かな Mac mini が復活! よかった〜。
もっとも、電源を入れてからこのアプリが自動的に起動するまではあいかわらずフル回転だが、SSD で起動時間も劇的に短くなったことだし、まあこれでよしとしよう。
ジャンク品になってしまったが、新しい Mac を買ったらこれは例によって会社で使うことになるはずなので、どうせ売るつもりはないし(^^;)。
さすがは SSD、マシンの起動や Photoshop などのアプリの起動がすばらしく速くなった!
音も静かだし!(苦笑)
本体から取り外した HDD は外付けHDD ケースに入れて接続可能。もちろんブートも可。
しかしこっちにも Macs Fan Control をインストールしないと、またうるさくてどうしようもないだろうな〜。
■ TRIM コマンドの有効化
Mac では OS X 10.6.7 から SSD のパフォーマンスを落とさずに使う TRIM コマンドという仕組みが実装されているが、アップルが認定する純正SSD でしか使えない。
Trim Enabler は、純正品以外の SSD で TRIM を有効にするユーティリティである。
使い方は、Trim Enabler を起動し、「On」にしてマシンを再起動するだけ。
最初は「TRIM サポート:いいえ」だったが、無事に「はい」になった!
【204/6/17追記】
きのう、ブラウザや Finder がちゃんと動かなくなってしまった(-_-;)。
しかも外付けHDD や復元ドライブから起動しても、SSD を初期化しようとするとエラーが出る。
やむをえず、いったん SSD を外して外付けケースに入れ、元の内蔵HDD を本体にセットし、やっと SSD の初期化に成功。
そのまま Mavericks を新規インストール → ソフトウェアアップデート → 内蔵HDD から移行アシスタントでアプリ、データ、設定を移行 → 再び SSD を 本体に戻して、なんとか復旧できた。
SSD の故障じゃなくて何より(^^;)。やっぱり OS は「新規インストール」だなあ。