ポータブルヘッドホンアンプ Fiio E07K

 14/02/06 


オヤイデ USB DAC+ポータブルヘッドホンアンプ Fiio E07K

オヤイデ USB DAC+ポータブルヘッドホンアンプ Fiio E07K

  • 出版社/メーカー: オヤイデ
  • メディア: エレクトロニクス

3年前に買ったポータブルヘッドホンアンプ「iBasso D2+ Hj Boa」は1年ぐらいで壊れてしまい、しばらくアンプなしでガマンしてiPodを聴いていたが、やはり物足りないので、1月22日、売れ筋の中からスタイリッシュでお値段も手ごろな本品を購入。

iPodのドック側と接続するケーブル(オヤイデの「L3」という商品)はやはり別売りだったが、シリコンカバーやバンド、写っていないがキャリングポーチも付属している。(もっともiPodと束ねてしまうとキャリングポーチには入らなくなる。)

iPod側。

デザインやiPod classicと束ねたときのバランスは悪くないが、ドックとヘッドホン端子が逆側に付いているので、ポケットに入れるとケーブル部分のおさまりがよくないところに難がある。
かんじんの音だが(ヘッドホンはULTRASONE DJ1 PRO)、これが初ポータブルヘッドアンプという人の場合はどう感じるのかわからないが、「iBasso D2+ Hj Boa」に比べると、音の解像度、音場の立体感など、全てにおいて物足りない。せっかくドックに接続しているのに、iPodへのヘッドホン直刺しとたいして変わらないような気がする。

あとで調べたら、ポータブルヘッドアンプでも高いやつは9万円ぐらいするらしい。
本品は安いところでは1万円を切っているようだし、まあ仕方がないのかなと。
それより、今度9万円のポータブルヘッドアンプを売ってる店でぜひ試聴してみたいものだ。

ところが、ランタイムが14時間を超えたあたりで「おや?」という変化があり、18時間を超えてさらに音が良くなってきた。(iPodのイコライザはオフ、E07Kのtrebleとbassを各+2にて使用。)

アンプにエージング効果などありえず、そんなのは一種のプラシーボ効果、つまり心理的なものにすぎないとまで言う人もいるが、おいらはヘッドホンのエージングの際に、RUSHの「One Little Victory」(アルバム「Vapor Trails」の1曲目)をテスト曲とし、ドラムとギターの音の変化を確かめてきた。
今回も同じ曲を毎日聴いているが、間違いなくランタイムと共に変化している。
30時間を超え、かなり「iBasso D2+ Hj Boa」にも近づいてきた。
これならコストパフォーマンス的にもお買い得であると、ようやく自信を持って言える。