ケンウッド C-414
2013年3月1日
ルミチン愛用のサンヨーのCDラジカセがついに壊れてしまった。
買い替えたいとは思うが、CDラジカセブームを牽引していたサンヨーがパナソニックに吸収されて以来、まともなCDラジカセを作るメーカーがなくなってしまった。
たしかにMDでさえ時代遅れなのだから仕方がないが、およそ購買欲をそそるような製品がない。
ルミチンもさすがにもうカセットは聴かないと言うので、DENON、ONKYO、YAMAHAあたりの気の利いたCDレシーバーとスピーカーを買いたい気もするが、そうなるとおいらにもこだわりがあるのでどうしても4〜5万円コースになってしまう。不細工なCDラジカセなら5千円で事足りるのだが。
ネットでいろいろ調べているうちに、おととし発売されたケンウッドの2万円クラスのCDコンポが、なんと8千円前後にまで値崩れしていることに気が付いた。
けっして評判は悪くなく、この手の製品にありがちな「チューナーはFMのみ」みたいなことはなくちゃんとAMも聴けて、CDもおいらの嫌いなスロット式ではない。
USB端子やSDカードスロット、着脱式の iPod用ドックまで付属している。
何より、20W+20Wというパワーが魅力だ。
いかにミニコンポでも、アンプにパワーがないと本当に貧乏臭い音しか出ない。
アマゾンで8,450円。この値段なら注文するしかないだろう。
で、さっそく届いた(笑)。
タイガーのオーブントースター「やきたて」の箱より一回り小さいし!
ぶっちゃけ、まるでプラスチック製のおもちゃかゲーム機みたいなボディ。
ルミチン用にピンクを選んだので、なおさらおもちゃチック!
事実、本体は1.4kg、スピーカーは900g(1本)という軽さだ。
上から見ると、こんなに薄い。
本体にもスピーカーにも壁掛け用の穴があり、市販の木ネジで壁に掛けて使うこともできる。
電動式のCDカバー。
しかしCDをセットするとき、片手で押し込むと本体が後ろに倒れてしまうので、ちゃんと左手で本体を支えていなければならない(-_-;)。
さて、かんじんの音の方だが、こんな薄っぺらいスピーカーでどうしてこんなパワフルな音が出るのかとビックリ。見た目はせいぜいPC用スピーカーだが、実力はしっかりとコンポ!
サブウーファープリアウト端子まであるし、ケンウッドの本気度が窺える製品である。
ちなみにケンウッド製品を買うのは初めて。
在庫を投げ売りしているところを見ると、ぼちぼち後継モデルが投入されるのかもしれない。
音質の調整は3通り。
(1)10段階で低域が強調される「D-BASS」。
(2)ボタンを押すたびにポップ→クラシック→ロック→ジャズ→ゲーム→フラットに切り替わる「EQ(イコライザー)」。
(3)サラウンドのOFF、ON、ON(さらに強調)を切り替える「SOUND」。
2つ以上の効果を併用することはできないが、それでも18通りもあれば自分の好みの音が見つかるだろう。
3月2日
コンポのおかげでプリンターの置き場がなくなってしまったのだが、コンポの薄さを利用し、ルミチンのパソコンラックの上段にあったFAX電話の親機をコンポの後ろに置き、プリンターをパソコンラックに置いて問題を解決。
iPodをセットして再生してみたが、やはりロックはEQを「ロック」に設定した方がリズムが鮮明になる。ある程度使い込んで、エージングが進めばもっといい音になるかな?
部屋が明るいとわかりにくいが、CDドアのオープン時、青いLEDが妖しく光る(笑)。
ルミチンiMacと接続し、リモコンでCD、iMac、iPodの音を切り換えながら使用。
iPodをドックに挿したままリモコンで操作できるところが秀逸。
ルミチンもマニュアルを熟読し、使いこなしてくれているようだ。
ホントはラジカセがぶっ壊れる前、ブルーレイプレーヤーとHDMIセレクターを買って、おいらの部屋で焼いたブルーレイをリビングでも見られるようにしたかったのだが、次に馬券が当たってからの話になりそう。て言うか、もういよいよ置き場所がないし(-_-;)。