PASMOとnanaco

PASMOとnanaco
今ごろ8GB問題
DJ1 PRO

 07/04/25 


PASMOとnanaco

3月18日、首都圏でPASMOの使用が始まり、PASMOが使えるエリアは全てSuicaも使えるようになった。
やっとおいらのJR〜京王連絡定期券(磁気カード)をモバイルSuicaに替えることができるのだ!

磁気定期券が3月21日で切れるおいらは、まずモバイルSuicaのサイトで、Suica定期券の予約手続きをした。
3月17日までは降車駅に京王永山を選択できなかったのに、18日にはちゃんと選択できるようになっていたので感心した。
実際の購入は、ケータイからSuicaアプリを起動して行なう。
パソコンで予約しておけば「予約済みの定期券があります」と表示され、本当に買うか買わないかを選ぶだけでいい。以後、継続して買う場合は直接ケータイから継続手続きを行なう。
ちなみにおいらの場合はJCBカード決済である。

これで大宮から京王永山まで、ケータイで自動改札を通れるようになった。
これがしたくてオサイフケータイを買ってから9ヵ月! 長かったな〜。
通勤が便利になっただけではなく、定期券の範囲外の首都圏のJR、私鉄、地下鉄、どこでもケータイで乗り降りできるのだ。これは革命的!
ただし、PASMOの方は売れすぎてICカードの製造が追い付かず、今は定期券しか買えないとか。
間違いなく今年のヒット商品ナンバーワンだからな〜。

一方、4月23日から都内のセブンイレブン(町田市を除く)で始まったのが電子マネー「nanaco」。
会社の最寄りのコンビニがセブンイレブンなので、ここでSuicaさえ採用してくれればと期待していたのだが、やはり前発表通り、セブンイレブン専用の電子マネーになってしまった。
救いは、ちゃんとオサイフケータイ用に「nanacoモバイル」もあるところ。もしカードだけしかなかったら、サイフにカードが余計に1枚増えるだけなので、おそらく入会しなかったと思う。

カードの場合は入会申込書を提出する必要があるが、nanacoモバイルはサイトからアプリをダウンロードし、ケータイだけで入会手続きができる。しかもカード発行手数料の300円が要らない。
チャージは現金のみ、セブンイレブンのレジにて行なう。千円単位、3万円まで。
とりあえず5千円チャージして買い物をしてみたが、使い勝手はモバイルSuicaと全く同じ。
ただ、レジで「ナナコでお願いします」と言うのがちょっとカッコ悪い。ソープランドか!

これで、キオスクなどの駅ナカショップでSuicaで買い物をするときのみならず、セブンイレブンでの買い物にも小銭がいらなくなってしまった。なんだかすごいな〜。

ちなみに、おいらのヨドバシGOLDポイントカードもこのたび新しくなって、Edyが付いた(笑)。
ほとんど使い道がないのでまだチャージしていないのだが、なんと、自宅のパソコンからチャージできるカードリーダーまでオマケしてくれた。
ただしWindows専用(-_-;)。タダだからもらっただけ〜。

  

 
今ごろ8GB問題

以前、HDのトラブルが多いのはグラフィックボードがガンなのではないかと書いたが、実はそうではなく、本体の中身を全取っ換えして古いマシンに戻したところ、これが正真正銘「8GB問題」マシンだったのが原因のようだ。

うちに2台あるベージュG3(G3MT266)は、1台は新品で買い、もう1台は中古で買ったものだが、後者は30GBのHDにOSXをインストールしてもビクともしなかったので、おそらく発売時期の違いで「8GB問題」が解消されていたモデルだったのだろう。
「8GB問題」対象マシンで8GB以上のHDにOSXをインストールすると、OSXのシステム領域が先頭8GB以内に収まっている間は問題なく動くが、HDの断片化などによってその範囲を超えてしまうと、マシンの起動さえできなくなってしまうのだ。
OS9用のディスクウォーリアCDで起動し、HDを再構築すると直ったのだが、これは再構築によってOSXのシステム領域が先頭から順番に正しく配置されることで、再び8GB以内に収まるからだったのだ。したがって、しばらく使っているとまた断片化し、同じようにトラブっていたのである。
そのとき、グラフィックボードはいったん本体から抜いて再起動し、また挿し直して再起動しないと使えなかったので、あたかもグラボがトラブルに関係しているように感じたのだった。

そんなわけで、80GBのOSX起動ディスクは、また外付けにバックアップをとって、先頭8GBでパーティションを切らなくてはならなくなった。
しかし、OSX起動ディスクが8GBしか取れなくなると、何のために80GBのHDをOSX専用にしたのかわからない。
OSXはメモリがわりにHDにも頻繁にアクセスするOSなので、HDの空き容量をある程度キープしておくことが重要なのであるが、8GBでは、空き容量が1GBぐらいしか残らないのである。
苦肉の策として、先頭8GB部分を「OSX」、後ろのパーティションを「appli」と名付け、2.4GBも占有していたアプリケーションフォルダを「appli」に移し、「OSX」にはそのエイリアスを置いてみた。
これでも、問題なく使えることがわかった。すばらしい!
ただし、DragThingにはアプリやファイルの絶対番地が記憶されているので、登録を全てやり直さなければならない。
また、webからオンラインソフトをダウンロードしたとき、「OSX」に新たにアプリケーションフォルダが作られ、その中にソフトがインストールされてしまう場合があるので、その都度ソフトを「appli」にコピーし、アプリケーションフォルダを捨ててやる必要がある。


デスクトップ上にマウントされたHDいろいろ。

下は、起動ディスク「OSX」の中身。
「アプリケーション」と「データ」はエイリアスである(アイコンの左下に小さな矢印あり)。
それぞれ本体を「appli」と「HD-HU2」(外付け)の中に置くことにより、起動ディスクに3.55GBの空き容量を確保することに成功した。

しかし、たとえば Toast 7 でDVDをコピーするとき、その容量が4GBもあると「ディスクがいっぱいです」と言われてしまう。
これは、Sound It 4.5 や Toast 7 など、広大な作業エリアを必要とするソフトは、何も指定しなければ勝手に起動ディスク内に作業フォルダが作られてしまうからだ。
そこで、下のように、どちらも作業フォルダの場所を、60GB以上空いている「appli」に指定してやる。


Toast 7(上)と Sound It 4.5(下)の作業フォルダの設定

現在のシステムでは、これといったトラブルは起きていない。
十年前の「8GB問題」対象マシンでも、工夫すればDVDのコピーまでできてしまうのだから、ベージュG3はつくづくスゴイやつだと思う。

  

 
DJ1 PRO

4月10日、サウンドハウスの通販で、会社に届けてもらうように手配してあった ULTRASONE(ドイツ)のヘッドホン「DJ1 PRO」が届く。
サウンドハウス価格18,200円(送料525円)なり。

前々から1万円以上するヘッドホンが欲しくてネット検索を重ね、とにかく個性的な音だということで評判が一致していたこれに決定。お店で売ってたら試聴してから決めたかったのだが、なかなか置いてないのである。

写真のように、すごくデカイんだけれども、デザインが悪くないので、装着した姿はそれほどヘンではない。
もっとも、さすがに電車の中では目立ってると思う(笑)。

耳が完全に包まれるので、今まで使っていた ATH-FC7(テクニカ)のように耳が痛くならない。
テクニカと比べると外の音がかなり聞こえにくいので、歩くときはボリュームを下げるか、外した方がいい。

ネットに、DJ1 PRO は100時間ぐらい鳴らさないと本来の音が出ないと書かれていた。
たしかに、届いてすぐにiPodで聴いてみたときは、歌謡曲はそこそこ無難だったが、ロックはかなり悲惨な状態。全くダメ。ベースとドラムスがグシャグシャで、ボーカルがほとんど聴こえないありさま。これほどまでとは思わなかったのでビックリ!

うちのベージュG3はサウンドキャプチャ経由でステレオのアンプにつながっているので、アンプに DJ1 PRO をつなぎ、何日間か iTunes で夜通し音楽を流してエージング処理を施す。
50時間ぐらい鳴らすと、たしかに1日目、2日目あたりと比べると音の印象が全く違ってきた。
さらにエージングが進んだ今では、ウソのように自然な響きに変わっている。不思議なもんだな〜。

それでも、たしかに「個性的な音」には違いない。
独特のノリのよさと明るさがあり、なんだか元気が出る音なのだ。
重低音は、安いミニコンポにありがちな誇張されたものではなく、豊かで自然な感じ。
音場はかなり広く、ひとつひとつの楽器の輪郭がハッキリして、非常に立体的に聞こえる。
凝った音作りのスタジオ盤もさることながら、ライブも迫力があって、それぞれに楽しめる。
おもしろいのは、デジタルリマスターでなく、LPの音をそのまま録音しただけのような古いCDが、けっこうメリハリのある音でよみがえることだ。
圧巻は、電子系のキーボードの音のよさ。
クラウス・シュルツやマーチン・オーフォードを聴くと鳥肌が立つよ!
一方、繊細なアコースティック系の音や、ナチュラルな感じのボーカルは、まずまず無難にこなしているな〜ぐらいの感じ。
しかしトータル的には、iPodであることを完全に忘れさせてくれるほど以前とは完全に別モノの音。
なぜもっと早く買わなかったのかが悔やまれる。

なお、サウンドハウスの通販で買うときは、80cmのショートケーブル(1800円)もあわせて購入することをオススメする。
おいらは現在注文中。やっぱり外で聴くとき、このケーブルは長すぎる(-_-;)。