2004/11/5 ガレットを食す
ル・ブルターニュ
原宿「アストロホール」で、11月4日から4夜連続でピーター・ハミルの来日公演をやっていた。
おいらはハミルの誕生日を祝うべく5日のチケットを買っていたのだが、いちばんお買い得だったのは6日だったようである。なにしろ、かつてのヴァンダーグラフジェネレーターのデヴィッド・ジャクソンが後半8曲でハミルと共演したというではないか。誕生日でもなく最終日でもなく、3日めにそーいうことをやるというのがズルイよな~。歴史的ライブを見逃してしまった・・・。
それはともかく、今回はクレープのお話。
原宿に早めに着いたおいらとルミチンは、ラフォーレの駐車場のカドにある「ストロベリーハウス」のクレープを食べた。クレープというやつは、たまにむしょうに食べたくなるものである。
最近は甘くないものもあるようで、おいらはプロシュート(生ハム)とイタリアンサラダのクレープを食べた。しかし皮自体がほんのり甘く、具のしょっぱさと不思議なハーモニーを奏でていた。けっこううまい。
コンサートが終わってから、表参道の「ル ブルターニュ」へガレットを食べに行く。
同じようなものなのだが、クレープは小麦粉、ガレットはそば粉が原料である。
「ル ブルターニュ」はシェフがフランス人で、客も外人が多かった。
お好み焼にも「あんず巻き」や「あんこ巻き」があるが、日本ではそういうデザート系のクレープだけが、歩きながら食べるスタイルと共に普及したという経緯があるわけで、クレープとはもともと、タマゴやハムやチーズが入っていて、ナイフとフォークで食べるものであるらしい。
「ル ブルターニュ」のガレットは、フランス人の職人ならではのワザもあるのだろうが、そば粉とは全く思えない不思議な食感。ピザとも違って、極薄なのに弾力がある。
皮自体に甘味はなく、本当に「食事」という感じ。具は迷うほどいろいろあるが、下はハムと目玉焼きとチーズとほうれん草のガレット。
お好み焼のようにソース味で食べるというわけではないので、素材の味そのものである。
デザートガレットは、皮を折り畳んで具をはさんでいるわけではないのでさらに薄く、アプリコットジャムやチョコレートがかかると、完ぺきにデザートになる。
上はカカオ70%のチョコレートのかかったガレット。
このチョコレート、口にすると身震いするような、絶対クセになるアブナイ味。強烈!
ストロベリーハウスのようなクレープは本当のクレープではないというのでこのお店がオープンしたらしいのだけれども、どちらもうまいことに変わりはない(笑)。
また表参道に行くことがあれば、ぜひ立ち寄りたいお店である。