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毎年恒例、3泊4日の別府旅行。
ホントは今年も去年のメンバー(阿部さん、千晶ちゃん、ルミチン)で行きたかったのだが、おいらが11月に休みを取りにくくなったため、前倒しで1人で行ってきた。
しかし悪いことはできないもので、天気はくもり・くもり・雨・雨(-_-;)。
でも「湯治」という最大の目的は果たし、おかげで今年もリフレッシュできました!
欲を言えば、1ヵ月ぐらい滞在できれば、家でも会社でもパソコンの前に座りっぱなしで痛めた腰が完治できると思うのだが・・・。
羽田は、前日に新国際線ターミナルがオープンしたばかり。
モノレールの JAL の「第1ビル駅」の手前に「国際線ビル駅」ができていた。
少し時間の余裕はあったが、わざわざ途中下車して見学に行くまでの勢いはナシ。
いつかそのうち、ハワイに行くときにでも降りよう。(いつやねん?)
誰にあげるか決めていないが、とりあえず東京土産を3つばかり買って飛行機に乗り、イヤホンで柳家さん喬の落語を聴きながら大分へ。
大分空港に着き、携帯電話の電源を入れると、チョッキーさんの声で留守電が入っていた。
普通の着信アリなら電話番号の記録が残るが、留守電だとわからない・・・。
やむなくミクシイで「電話番号プリーズ」とメッセージを送った(笑)。
宿は3泊ともホテルアーサー。
別府駅のバスターミナルに近く、温泉が良質で、素泊りオッケーで、OA室のパソコンが自由に使えるのがグッド。
前金で支払いをすませ、部屋に荷物を置き、さっそくアーサーの湯へ。
アーサーの地下から湧き出る源泉掛け流しの湯は、単純泉なのにパンチがある。
最近は首都圏にも温泉施設が増え、おいらも夏場は近所の「花咲スパ」に足繁く通っているが、別府の湯とは別物。どうしてこんなに違うのか?
この、全身で「お湯を味わう」感覚、これぞ本物の温泉の証!
お湯から出てしばらくすると体の芯からポカポカと熱くなり、汗ばんでくる。
そしておいらの場合、ふだんはオシッコの回数が少ないのに、別府ではやたらと近くなる(-_-;)。
天然ミネラルウォーターには飲むと利尿作用を促すものがあるが、別府温泉にも同様の成分が含まれ、それが皮膚から吸収されるのだろうか?
滞在中、アーサーのすぐ近くにある和菓子屋「白石保栄堂」のシャッターがずっと降りたままだった。
13年前からこの店のファンなので、ここのおはぎと茶まんじゅうとお赤飯が食べられないと別府の魅力半減である。
さすがにご主人も、体力の限界がきてしまったのか・・・。
対照的に、周辺には新しい居酒屋、寿司屋、蕎麦屋、焼肉屋などが一気に増えていた。
どうやら西法寺通りは「脱サラ飲食店ストリート」と化しているらしい。
大分よりは別府の方が賃料が安く、とりあえずオープンしやすいようだ。
しかしこれだけ数が増えると、夜は誰も歩いていなかったこの通りにも人が集まる効果はある反面、生き残りをかけた競争も厳しくなるだろう。
下の写真は、去年はなかったお店ばかり。
塩月堂へ「ゆずまん」を買いに行く。
帰りの荷物が重くならないよう、会社へのお土産はさっさと宅配便で送ってしまうのである。
ちなみに、ゆずまんは別府駅構内でもその日の朝に焼いたばかりのものを買うことができる。
下は、商店街の空き地に出現した油屋熊八翁を偲ぶモニュメント。
別府生まれの彫刻家・浅野徳三氏によるものだ。
しかし、この空き地自体には何が建つのだろう?
海の幸と山の幸に恵まれ、A級からB級まで、港町&温泉観光地の歴史と文化が育んだ多彩なグルメを堪能できるのも別府の大きな魅力だ。
しかし、食べ物というのはそのとき食べたいものしか食べたくないので、あらかじめ何をどういう順番で食べようかなどという計画は全く立ててこなかった。
朝は家でコーヒーとどら焼き1個だけ、羽田でも大分空港でも何も食べなかったので、まずは「玉八」で遅い昼食。
去年も「マイルドな味になったなー」と感じたラーメンが、今年はいっそうライトに・・・。
玉八特有の味とコクはちゃんと残っているものの、昔はもっと、とんこつがプンプン匂う強烈なラーメンだった。
東京で普通に「とんこつ正油ラーメン」を食べている人でも違和感なく食べられる味になったと言えなくもないが、いいのやら悪いのやら。
去年、温泉道の世話役である高崎さんに温泉名人の代行申請をお願いし、郵送で届いたのが名人のタオルと「別府八湯温泉道高段者優遇入湯無料/半額券」。
有効期限が今年の11月15日までなので、使えるチャンスは今回だけ。
30湯全て回るのはとうてい不可能だが、全く使わないのももったいないので、まずは別府タワー近くの「かくすい苑」へ。
館内には400点余りのアンティークが飾られ、まるで美術館のよう。
大理石製の展望露天風呂は、ハンガリーのスパのミニチュア版という感じ(笑)。
屋内には立派な桧風呂もあって、これが無料で入れるとはなんたる幸せ! 名人万歳!
風呂上がりにジェノバのアイスを堪能。
チョコチップスとチーズクリームのダブルで410円なり。うまい!
チョッキーと無事に連絡が取れ、夕方、待ち合わせ場所へ。
チョッキー、久しぶり〜!
まだ行ったことがないという第二東洋軒へ行くことにして、車を旧近鉄前の駐車場に移動。
この駐車場、あまねさんやはるちゃんと来たときにレンタカーを停めて以来、11年ぶりである。懐かしい!
第二東洋軒では、自家製ソーセージ盛り合わせととり天定食を注文。
異常に手の込んだ箸袋
いや〜、どれもうまい!
最後にここに来ただけでも、きょう1日はムダではなかったという充実感に満たされるよ!
チョッキーはマスターとは初対面だが、昔の東洋軒も覚えている地元民だけに、とめどなく会話がはずんでいた。
仕事と家事に忙殺され、「外食した~い!」という衝動がピークに達していたらしく、おいらにお誘いの白羽の矢が当たったというわけ。お役に立てて何よりだが、「ここは私が!」とお勘定まで払ってもらったので、お礼に羽田で買ったチョコレート系のお菓子を差し上げた。
ゴチソーサマでした! 次回は必ずおいらが奢りマス!
マスターの奥様が焼いたチーズケーキ。絶品でちゅ!