と庁 > 別府ナポリメニュー |
としちんです。
おいらの仕事がヒマな時期と、航空券のバーゲン期間がなかなかうまく重ならなかったので、恒例の秋の別府旅行が12月にずれこんでしまった。もっと大きな理由は、お金がないからだけどな。ギャフン!
しかしクリスマスならHANABIファンタジアという別府の冬の最大のイベントもあるのだが、12月の中旬は何もない。ただ寒いだけかも・・・?
別府に2泊、なぜかルミチンが行きたいという唐津に1泊、計3泊4日のスケジュールを立てたが、おいら的には3日目の夜、唐津へ向かう前に博多の鮨屋「田可尾」で、玄界灘の鯛を食べるのがメインイベントだったりする。
今回は初めてネットで航空券のチケットレス予約をした。
全日空の「超割」を、なおかつリボ払いでしか買えないこの貧しさ(-_-;)。
出発当日、浜松町駅のモノレール乗り場にあるANAの自動チェックイン機にクレジットカードを入れると、ちゃんと大分行きの航空券が2枚、帰りの福岡から羽田行きの航空券が2枚出て来た。当日まで手元に航空券がないというのが不安で今までは利用しなかったのだが、予約番号をメモってわざわざ買いに行かなくてすむのはたしかにラクである。
機内での唯一の楽しみは、イヤホンで聴く「全日空寄席」(笑)。
しかし、イマイチ体調が悪かったおいらは、飛行機の中でほとんど寝ていた。
九州上空に差しかかったとき、目の奥とオデコの血管に強烈な激痛が走った。もともと気圧の変化に弱い性質だが、こんなにイタイのは初めて。飛行機から降りてもしばらく頭痛がおさまらなかった。不健康なデスクワークの疲れがたまっているのだろう。はやく温泉に入りたいよ〜。
なんと九州は雨だった。
いつもなら空港から大分行きのバスに乗って別府・北浜で降りるのだが、初めて「別府行き」という、別府駅まで行ってくれるバスに乗った。(こんなの前からあったのか?)
駅に着くなら、5年ぶりに泊まるホテルアーサーにも近くて便利である。
駅の売店でビニール傘を買い、白石保栄堂で和菓子を買って、2時半ごろアーサーにチェックイン。
ルミチンが宅配便で送った荷物が無事に届いていた。道理でルミチンの手荷物が少なかったわけである。
部屋でコーヒーを入れ、白石保栄堂の「あんだんご」と茶饅頭に舌鼓。
ルミチンはさっそくアーサーの天然温泉を満喫したあと、エッチ美容室へ出かけてしまった。
おいらは「コメディお江戸でござる」を見ながら休息。
アーサーのお湯は最高だったが、温泉に入ったらいっそうダメージが重くなってしまった。具合わるい〜。
夕方6時近く、ルミチンがパンチの効いたヘアスタイル(パンチパーマという意味ではない(^^;))になって戻ってきた。今夜は竹瓦のヒットパレードクラブで、別府八湯MLの大忘年会があるのだ。としちんルミチンの日程にML世話人の菅さんが合わせてくれたようである。ありがとう〜<(_ _)>。
MLの歴史は、我々の、夫婦での別府旅行歴とほぼ等しい。98年のみどりの日・記念植樹のときに一緒だった菅さんの長女・ゆきちゃん(当時は小学一年生)が、なんと来年は中学受験である。う〜ん、光陰矢の如し。
参加者はプレゼントを持ち寄り、恒例の大抽選会が行なわれる。
ホテルに届いた宅配便にも、実は我々が出品する「おたのしみ福袋」が入っていたのだ。
まだ小雨が降る中を、福袋をかかえて竹瓦へ出発。
6時10分頃、その菅さんから携帯に連絡。
「いまどこにおるん?」
「ソルパセオ銀座を歩いてます〜。なんか食べてから行きます〜」
「え・・・? 軽くしとかんとあかんよ(-_-;)」
ヒッパレはバイキング方式で食べ放題なので、ヒッパレに行く前に食事をするバカは少なくとも地元にはいない。
しかし、なにしろ我々は48時間しか別府にいられない旅行者ゆえ、今夜はどうしても三つ葉グリルでビーフシチューとカキフライを食べなければならないのだ。けっしてヒッパレの料理をまずいと言っているわけではない。「別府でしか食べられないもの」を食べたいだけなので、誤解のないように(^^;)。
97年に「とり天」とミックスグリルを食べて以来、久々の三つ葉グリル。
ルミチンはいつもの調子で、カウンターの隣の席の地元のオジサンに「さいたまから来たんですよ〜」と始まってしまった。
ところがこのオジサンも別府人を絵に描いたような人懐っこさで、延々と話が終わらないからたまらない。
最後までルミチンはオジサンの話を聞き、相づちを打ちながらの食事だったので、ほとんど味がわからなかったらしい。アホか・・・(-_-;)。
おいらは黙々と絶品のカキフライとハヤシライスをいただき、徐々に元気も回復。
ちょうどヒッパレの入り口で、もと鉄輪茶寮、いま「食楽亭あすか」の重岡さんが、差し入れの料理(スライドショーの6番参照)を会場に届け、ひとまず日出のお店に戻るため車に乗り込むところだった。お店が終わってから、二次会には顔を出すという。
20分ぐらい遅れて会場入り。
最終的な有料参加者は87名、無料のお子さんたちを含めると百人近い集まりとなった。全国的にも、MLのオフ会でこんな大規模なものは存在しないのではないか。
すでに顔なじみの人、MLで発言は読んでいてもお会いするのは初めての人など、一度にこれだけ大勢の人と会えるのは、やっぱりすごいことである。
菅さんのご指名でルミチンと共にステージに呼ばれたとき、トークのネタも全く思い浮かばず、ステージでコケるというお約束のギャグもやらず、何の芸もないまま降りてしまったが、会場からは「夫婦漫才みたい」とのお言葉をいただき、もはや存在だけで笑われていることを確認。今回は調子が悪かったのでゴカンベンを。次の機会があったら、ちゃんとネタをやりますので(^^;)。
しかし、ずっと飲みっぱなしで、アルコールで神経がマヒしたのか、具合はずいぶんよくなった。
2階に場所を移しての2次会に登場した重岡さん提供の「百匁とんかつ」や、自称「ギョロッケ大使」の小笹さん提供のギョロッケ(魚のすり身をコロッケ風に揚げた、大分の郷土料理)をいただく。
重岡さんは、カツカレーの元祖で知られる浅草の「河金」にいたことがあり、最近、東京へ行って河金の三代目(浅草から入谷に移って営業中)から、名物「百匁とんかつ」の正当な後継者を名乗る許可を得たそうである。三代目のほうは、どうもやる気がないらしい(-_-;)。
まだ1階のステージの演奏に合わせて踊っている何人かの元気な人たちを残し、おいらたちは12時過ぎに退散。
抽選会では田染荘のお酒と、らむさん提供の「フルール」のパンが当たった!
パンはあまりにも大量ゆえ、全てチョッキーさんにお持ち帰りいただいた。しかし、2次会でおすそわけを期待していた菅さんとヨッシーをがっかりさせてしまったようである(^^;)。
結局我々も、駅前のデカ弁で、朝食用の海苔巻きとおはぎを買う。
ルミチンはデカ弁のおばちゃんに、「さいたまから来たんですよ〜、いつもここで買ってるんですよ〜」
もう、ええっちゅーのに。
博多の地図を持ってくるのを忘れたので、コンビニで「まっぷるマガジン九州」を買う。