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はじめに
としちんです。
まずは野上本館のお茶請けに出た「焼やせ馬」(栗煎餅本舗)の説明書をご覧いただきたい。
最後の4行、ぜったいウソ(-_-;)
知らないなら知らないって書けばいいだろ〜。
こうした別府人独特のギャグセンスを示すもうひとつの例が「スパポート」。
88湯を巡ってスタンプを集める「湯遍路さん」必携の品。
この88湯を巡るためのガイドブックが「温泉本」(300円)である。
「温泉本」と「スパポート」の発明は、日ごろ顧みられる機会の少ないマイナーな温泉にも客を集め、番台の人と入浴客との間にコミュニケーションを促し、湯の町・別府の活性化に大きな役割を演じつつある。
おいらが別府に注目し始めて4年。その間、別府は「温泉まつり」「路地裏文化祭」「ゆかたでピンポン」など多彩なイベントを打ち出し、予想をはるかにこえて「日本一おもしろい観光都市」への道を突き進んでいたのだ。
そうした別府人のバイタリティの根底には彼ら特有の世界観があり、それに伴う独特の言語感覚やお笑いのセンスが別府人というものを特徴付けているように思われる。