12月29日、扇遊正朝二人会

 
すいません、昨年のうちに送るはずが、年が明けてしまいました。
以下、今年って書いてあるのは2006年のことです。

昨年この会にいって、あまりによかったので、今年もいってきました。
昨年、落語協会へ電話すれば予約できることが分かったので、今年はちゃんと前売り券もおさえた。ただ、今年はついで?にいける落語会がみつからず、28日に宗助さんが東京へいらっしゃることが、28日の朝分かったので、もうあきらめて、29日、扇遊さんだけを目的に上京してきました。

朝8時59分の新幹線に乗り、11時20分に末広亭に着くと、もう昨年と同様、人が並んでいる。
昨年一緒に並んだ女の人を探したけれど、みつかりませんでした。私の前も後ろも男性でした。
12時を何分か過ぎて、やっと会場に入れました。
寒かったけれど、今年はちゃんと、外に並ばされることも分かっていたので、暖かい帽子をかぶって並んでいました。
しかしその帽子、防寒にはなるけれどみっともないの。
この、みっともない帽子をかぶって会場に入った時、扇遊さんに会いました。
なんでー、出演者がこんな所にいるのー(汗)
恥ずかしいのとびっくりしたので、固まってしまいました(笑)
なにか挨拶すればよかった。

12時半から前座のしょうたろうさん「てんしき」
お医者さんとこぞうさんが相対している時に
「和尚さん、てんしきってなんですか? あ、和尚さんじゃないや先生だ」
と言い間違ったところに爆笑。で、ご自分で「ちんねんさんしっかりしなさいよ」と言って、また落語に戻ったのがさすがでした。

柳家初花さん「時そば」
師匠の花緑ち ゃんにそっくりな口調で、それに驚きました。

桃月庵白酒さん「代書屋」
私にとって出色はこの人でした。扇遊さんがステキなのはもうあたり前、正朝さんのうまさももう知っている。けれどこの、初めてお会いした白酒さん、ほんとに爆笑の代書屋でした。雲助師匠のとこのお弟子さんで、彼が一番うまいんじゃないかな? あたり前かな? 一番弟子ですから。主人公が小林もりおの、 ほうふくぜっとう代書屋でした。

扇遊さん「突落し」
一番楽しみにしていた一席なのに、どうしてか、ふっと眠くなっちゃった。でも、もちろんステキでした。

正朝さん「こんにゃく問答」
「それは真言宗の名前だよ」
「しんごんもさん喬も権太楼もどうでもいい」
という台詞に爆笑でした。

中入りの時に携帯のメールをみたら、先日おみまいにいった女友達から「退院しました」というメール。「おめでとうー」とだけ返事を書きました。なんてそっけないメールだ。しかし、よろこんでいるってことを早く伝えようと思って。

柳家小菊さん、すいきょく? 漫談?

正朝さん「厩火事」

扇遊さん「妾馬」
そして最後に、三本じめをやりました。
来年の今月今夜?今昼もここにいたいとしみじみ思う。

「この後のうちあげ、先着30人まで」と正朝さんが言いました。
扇遊さんが出るんならいこうかと思って、扇遊さんは参加されますか? と尋いてみると、いかないとのこと。それならと、私も帰ることにしました。
「正朝とうちあげにいかれる方はこちらでーす」
末広亭の入口で、初花さんが呼んでいます。
なんだ、さっき死んだ気になって(汗)扇遊さんに話しかけなくても、ここに答えはあったのか。恥ずかしいことを尋いてしまった。
でも、昨年は扇遊さんに握手してもらえて、今年は話しかけることができて、自分としては満足でした。来年はうーん、食べちゃいたいな(笑)

末広亭を出たところで、だれかに笑いかけられました。Mさんです。
この時間にここで並んでいるということは、夜のさん喬、権太楼の会でしょう。
Mさんも私と同 じく、新潟から来たんですね。

桂花は、なんと末広亭から二軒離れているだけのラーメン屋さんでした。
ここは、10年以上前に、当時のパソコン通信仲間と入って、あまりに美味しくて感動した店!
今度は母とその感動を味わおうと思ったのに、私の舌が変わったのか、店の味が変わったのか、美味しかったけれど感動まではありませんね。お昼がおにぎりで、お腹が減っていたので、ラーメンと白いごはんをとりました。

さて、ここからは、前日携帯でしらべた、京王百貨店のウエストへいきました。
新宿三丁目の桂花からは、だいぶ離れているけれど、とにかく東京は天気がいいですね。
寒いだけで、輝くお陽様。これなら歩けます。
人に尋ね尋ね、ようやく京王百貨店に着き、地下のウエストという洋菓子屋さんへいきました。
新潟でもウエストのお菓子は売っているんだけれど、セットでしか買えないの。
ばら売りのを、えーと、うーんとと悩みながら買いたくて、ここへきました。
七種類くらいドライケーキ(まあ、クッキーみたいなものです)を買い、4階でズボンを買って、やっと気が済んだので(笑)18時52分の新幹線で帰ってきました。

来年も、私も母も元気で、この会へいけますように。
そして来年は、違う美味しいものを食べてこようっと。