秋田に行ってきたあ 一日目

 
今回の私の文を読むには、少ーし予備知識がいります。
ABS秋田放送では、毎週日曜日に「花ちゃんの民謡は日本一」という番組をやっています。
主役はもちろん民謡歌手の小野花子さん。
しかし花子さん以外に、何人かの秋田在住の民謡歌手が出演します。
そのお一人に、佐藤祐幸さんがいらっしゃいます。
この祐幸さんに会いたくて、今回「花ちゃんの民謡は日本一」の公開生放送には祐幸さんも出るって いうことをよーく確認し、会場へのいき方もよく聞いて、そして10月8日、いなほに乗りました。

新潟駅では、有名でないけれど美味しい新潟のお菓子、飴最中を買いたかったんだけれども、あれは長岡のものだからか、新潟駅にないんですねえ。それで笹団子をいったん買ったんですが、後ろの男の人が「越後獅子を下さい」と言っていて、えちごじし? それなんだ? と思って、店員さんに尋いたら、60枚くらい入ったおせんべえだというではあありませんか。多勢で分けるにはこれがいいよねと、笹団子を返品して、とりかえてもらいました。

いなほには前にも乗ったことはあるけれど、前は山形の余目までで降りました。
今回は羽後本荘、象潟、仁賀保と、ラジオでだけは聞いていた地名の駅があって、秋田へ着く前にもうわくわくしていました。でも、4時間列車に乗るのはやっぱり退屈でしたが。

19時27分に秋田に着いて、ホテルのある土崎へいく電車が、20時10分までないので、駅でおそばを食べることにしました。
電車の中でもおにぎりは食べたけれど、なんかこう、汁物が欲しかったから。
「すごとはかどらね」と言っているおそば屋のおばちゃんの、その話し方が小野花子さんそっくりで、意味もなくホッペがゆるんでしまいます。たかだか電車に3、4時間乗っただけで、こんなに言葉 が変わる、日本はまだまだおもしろいかもしれません。

おそばを食べた後、秋田ステーションデパートトピコというのに入ってみました。
中学の時の国語の先生が、実はこんなことを言っていました。
秋田のデパートで、店員さんにものを尋いたら、少々お待ち下さいと言って後ろを向き、まっったく分からない言葉で同僚と話し、そしてまた前を向いて「お客様それは」と標準語で応えた。
私が中学の時の話で、先生はそれより更に前に秋田にいったと思われるのですが、今もそういうことがあるかどうか、私もデパートに入ってみたのですが、惜しむらくは質問しても、店員さんが後ろを向いて同僚に尋かなかった。もっと難しい質問をすればよかったなあ。

きりたんぽが5千円で売られていたり、ショートケーキがあることも確認して、この日はなにも買わずに、トピコを出てきました。

8時10分の電車で、土崎まで一駅。そしてタクシーにワンメーター乗って、ホテルに着きました。タクシーの初乗りは640円で、なんと新潟より高かったのが少し驚きでした。新潟は610円。
とにかく母が、11時10分からの韓国ドラマがみたいと言うので、NHK総合テレビの見方を教えて下さいと言うと、ホテルの人が部屋まで付いてきてくれて、NHK総合をリモコンでセットしてくれました。
私はもう眠くてたまらなかったので、 お風呂に入って11時に寝てしまいました。