まえのきじへほーむへつぎのきじへ

6/8のお話1

 
お久しぶりです。また落語のお話です。
6月8,9日と、上京してきました。
本所吾妻橋、この名は二つの駅だと思ってた。
本所、または吾妻橋だと思っていたら、一個分の名前だったのですね(笑)
とにかく都営浅草線の本所吾妻橋駅で電話すると、キッチン稲葉の方が、道を教えてくれました。
お店の前にもちゃんと「柳家さん喬」と書いてある。ここがさん喬師匠の実家なのね。

生前のお姿はかなり太目だったに違いない、と思われる海老、その輪ぎりが入ったエビピラフを食べました。
分かります? この説明。それくらい海老が 大きかったのです。
母のスパゲティーも、カリさん(三味線のMLの知り合い)のピカタの味も気になったので、一口ずつ分けてもらいましたが、みんな美味しかった。
「テレビでみたんですか?」
さん喬師匠の声を少しがらがらにした感じの、店のご主人が話しかけてきました。
そういえばだれから最初にここのことを聞いたんだっけ?
考えても分からないので「さん喬師匠から聞きました」と言ってしまった。
ほんとに聞いたっけ? 嘘を言って ごめんなさい。ゆるして(汗)
そうしたら急にさん喬師匠の話に花が咲いて、 このお店のご主人は師匠の弟さんだと分かり、こちらがといって紹介された女の人は、さん喬師匠のお母さんでした。
やわらかな手と握手し、師匠の扇子までいただきました。
私はさん喬師匠の扇子を持っていなかったので、うれしかった。

この時ちょうど、ふーみんさんとみつえさん(違うMLの知り合い)が いらっしゃいました。
お二人には何のことか分からないことで盛り上っちゃって、すいません。
2時半にお店はいったん終わるので、出ることにしました。
どこへいきたいか考えた時、私にはやっぱり、演芸ホールしか思いつかなかった。
ふーみんさんたちやカリさんの意志も確認せず、決めてしまってごめんなさい。
ともあれ弟さんに聞いたら、歩いて12,3分だというし、知らない道はそんなには歩けないし、タクシーに乗ることにしました。

この時初めて、大阪での事件のことを聞いた。
私たち5人とも朝からテレビをみていなくて、全然知らなかったので、タクシーの運転手さんが何かからかってるのかと思った。
それでなくても、5人で乗っていやがられているみたいなので(^_^;)。

2時半過ぎに演芸場に着き、あの桃太郎さんの「祐次郎物語」のまっさいちゅうでした。
桃太郎さんが黙る。みんなが笑う。なんのことかと思ったら
「いきなり前がふさがったね」
まさか一番前に座った自分たちのことを言われていたとは驚いた。

昔々亭桃太郎「祐次郎物語」

中入り

春風亭こまちちゃんが、柳昇師匠の発明したくつばんくんを売っていて、「これが全部売れないと永遠に休憩時間です!」と言ったせいかどうか、ふーみんさんが買ったのでさわらせてもらいました。

神田北陽
そろりしんざえもんの話。
講談になると私はいきなり題名が分からなくなる。
でもしゃくだいの音もけたたましく、なんかさわやかでした。

ダブリューモアモア漫才

春風亭柳昇
各県の観光協会の人が、それぞれの県の自慢をする噺。
ところがこれがものすごくつっかえつっかえなのです。
青森の祭、みにきて下さいえーーと、えーーとと言うので、客席のだれかが 「ねぶた!」
鹿児島にはハブはもういません、どこにいったかというと、えーと、えーと。
するとまた客席から「はぶの港!」
ご協力ありがとうございます、と言ってられましたが、おじいさんになったなあとやや寂しくなりました。

三笑亭夢太郎「代わり目」

小天華さんマジック

さて、いよいよ昇太さんだ!と思ったら、出ばやしがなにか違う。
いやあな予感がしたら、なんととりが代演で歌春さんでした。
いわく「昇太が今朝ほど急に産けづきまして」
大笑いはしたけれど、あまりのがっかりで、歌春さんの落語の最初5分くらい、 全く耳に入らなかった。
歌春さんはちなみに「たがや」でした。
どうして代演なら代演と、入口に書いといてくれないんだよー。
それがあったら違う所へいったかもしれないのにー。
夜の部も入れかえなしということで、少し聞いていこうかと思ってましたが、むかついたので出てきちゃいました。続く。
ミルク。
  

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