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桂雀三郎さんの会にいきました

 
7月に桂文我、宗助さんの二人会にいった時、受け付にいろんな落語会のちらしがありました。
中で一番心ひかれたのが、桂雀三郎さんのちらしでした。
私の好きな「帰り俥」をやるというではありませんか。
なので、先日の私の誕生日のプレゼントはこれにしてくれと言って、9/10に行ってきました。

昼は落語のメーリングリストのオフに、初めて参加しました。
「ねぎし三平堂」というのは初めていったけれど、ようするに林家三平の博物館みたいな所。
写真がいろいろ展示してあったり、こん平の「弟子入り志願の手紙」もあったり。
あとおもしろかったのは、階段を上がって入っていくとき、偶然なのかなんなのか
「今いらっしゃると思ってお噂してたんですよ」と声がすることや、
「手を2回たたいてください」と書いてあるので手をたたけば
「おいなりさんじゃないんすから」と、これまた三平の声がすること。
拍手すると三平の落語が聞ける所もあります。
こういうアイディアってすごいと思いました。

羽二重団子というお店でお茶とお団子を食べ、
豆腐料理の店では、いつも食べつけていない、高いお豆腐料理をいただきました。
なんだかお豆腐は、いつも家で食べる1ちょう100円のやつの方が美味しい気がしたけれど、そのお豆腐の浮いている三品の料理のお汁が、みんなものすごく美味しかった。だしがいいんだろうなあ。
久しぶりに食べる豆腐アイスも、前に通販で買ったものと同じ味で、美味しかったです。

豆腐ワインも飲んでから、MLの仲間の一人、千葉さんと一緒に中野芸能小劇場へいきました。
こんなに大勢いて、いくのは私と千葉さんだけ?
上方落語の同士は、江戸にもおらぬのか。
ところがそうでもありませんでした。芸能小劇場に着いてすぐ、こんにちはと声をかけてくれたのは、宗助さん、文我さんの会でよくお会いするYさん、そして「千葉さん鉛筆貸して」とやってきた若い女性は、13日の吉朝さんの会も、17日の米朝さんの会も、同じ17日の米左さんの会にもいくのですって。
いたいた、ちゃんとこういう人もいるのだ。

開口一番は川柳つくしさんのはずが、鶴光門下の笑福亭里光(りこう)さん、文我さんをちょっと若くして、そしてがらがら声にした感じの声。
「江戸荒物」でした。
思いがけず上方落語がもう1席聞けて、私にはラッキーでしたけど、千葉さんはつくしさんがいなくてがっかりですって。(^_^)
(つくしさんは若い女性だから)

雀三郎さん「帰り俥」
伏見から丹波へ、そのついでに舞鶴へいってくれという注文への、車屋さんの苦悩(^_^)は私には分かりきれないけれど、それをさしひいてもおもしろい。
最後の落ちの「ゴルバチョフー」は、もしやプーチンに変えているかと思ったけれど、やっぱりゴルバチョフでした。
枕で話していたYS11の音、私も乗ったことがあるので大笑いでした。
ちなみに、リニアモーターカーは「ツルーッ」と走るから「乗りたない」そうです。(^_^)
(雀三郎さんは髪の毛が寂しい)

春風亭鯉昇さん「茶の湯」
さっき根岸へいったので、楽しめました。
ただ、長屋の人たちが慌てるあたりから、なんかちょっとかけあしになってしまった。
あの、手習いのお師匠さんたちが引っ越しの準備をするところ、好きなんだけどな。
それでも、定吉くんが買ってくるのが「ゼンオンドチヤー」だったりして、いい感じでした。

最後は雀三郎さん「らくだ」

帰りも千葉さんから中野駅まで送ってもらって、そこでさよならして新宿へ。
スタンドバーみたいな所で、とっても美味しいアイスコーヒーを飲み、23:09発の
ムーンライトに乗りました。
赤羽、大宮あたりまではまあまあ順調だった。
12時くらいからゆっくり走っていたけれど、夜行ってまあこんなもんだろうと思ってました。
ところが深谷駅でぴったり止まるムーンライト。
雨で上越線の沼田−水上間が普通になって、下りの特急が遅れています、というのは
ラジオでだけ聞いたことでした。
それから2時過ぎまで、止まっている間クーラーがつかず、暑い暑い夜でした。
予定より1時間10分遅れて新潟へ着いたけれど、中野へいくのに迷うこともなく、
オフにもいけました。
雀三郎さんかもちろんかっこよかったけど、一番はやっぱり宗助さんかな?

 

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