2005/6/16 第16回扇辰落語会

「きららの仕事」原作者の早川光氏が主宰する「扇辰落語会」も、数えて16回目。
なお15回の演目は記念すべき第1回と同じ「片棒」であった。

今回は、会場が第1回と同じ、はん亭の3階である。照明が異常に暗く、怪談噺が似合いそうなロケーションだ。
来場者には「きららの仕事」8〜9貫がお土産として用意された。

いつもは客より早く会場に姿を見せていた扇辰だが、扇辰「師匠」になってからは、開演ギリギリまで来ない。偉くなったもんだなあ(-_-;)。
客層も、以前の常連組がほとんどいなくなって、若い女性が多い。昨今の不可思議な「スターなき落語ブーム」を反映しているのかもしれん。
「とし博見てマス」と言ってくれた人もいた。こんどは「とし博BBS」への書き込みもヨロシク(笑)。

今回の演目は「井戸の茶碗」。
正直清兵衛のあだ名のある屑屋が浪人から煤けた仏像を二百文で預かる。それが若侍に三百文で売れ、ぬるま湯で洗うと五十両の小判が出る・・・。
登場人物が善人ばかりであるがゆえにドタバタ劇に発展していくという趣向の人情噺で、おもしろかった。
恥ずかしながらおいらはこの噺を聴いたことがなかったので、いずれ志ん朝のCDあたりでも聴いてみたい。
まあ、聴かなくても想像はつくが(^^;)。

終わったら10時25分ぐらいだったので、おいらもはるちゃんもそれぞれ帰宅の途についたが、扇辰師匠ら数人の飲ん兵衛は3次会までやってたらしい。木曜じゃなくて金曜だったら参加したかったのう(笑)。

今回は「免疫性を高めるために笑いに来た」というはるちゃんが久々に登場。
ルミチンも来れればよかったのになあ。
開場が午後8時と遅かったため、根津駅前の「珈琲館」にて世間話。
ここのカフェオレはまるで丼鉢のようなカップで出てくる。
把手もないから、まさにドンブリだ。タバコの大きさと比べていただきたい。

宴会では浅賀さんのテーブルマジックが大ウケ。
女の子たちの前で「あとで落語のとき、浅賀さんが扇辰を消します!」と言ったら浅賀さんにしかウケなかった。
みんな、本気にしたのかなあ(-_-;)。