Everyone You Hold 1997

髪がすっかり白くなってしまっているのがちょっと悲しいジャケット。
5曲目の"Phosphorescence"のバックでコーラスをしているのは、「自分に出せない高音域を出してもらうために使っただけ」とハミルは語っているが、実はハミルの娘たち(ホリーとベアトリス)である。

「X My Heart」がバンド演奏を意識した作品だったのに対し、本作は「And Close as This」 や「Fireships」のように内省的で、いかにもソロ作品っぽい。しかし、曲調は渋いが、歌声の美しさにはますます磨きがかかっているようだ。
注目すべきはヒュー・バントンの参加。
ちなみに"Can Do"ではハミルの、ロバート・フリップばりのギタープレイが聴ける。