マーズ・ヴォルタ / 八面体

実はマーズ・ヴォルタの隠れファンだったりする(別に隠す必要はないが(-_-;))。

アット・ザ・ドライヴ・イン解散後、セドリック(ヴォーカル)とオマー(ギター)が中心となり、2003年に結成されたアメリカのバンドである。
ちなみに2人ともアフロ(^^;)。

ピンクフロイドやキングクリムゾンを彷彿とさせる部分もあるが、本質的にはレッドツェッペリン的ハードロックで、そこにソフトマシーン的リズムや、彼らのルーツとおぼしきラテン音楽がブレンドされ、非常に特徴的なサウンドになっている。サックスの使い方もすごくかっこいい。

やりたい放題の凄いアルバムだった前作『ゴリアテの混乱』を朝青龍に例えるならば、今回(5作目)の『八面体』は、さながら静の横綱・白鵬を彷彿とさせる。どちらも力強さは互角だが、イメージは全く正反対なのだ。
そのどちらもがマーズ・ヴォルタの魅力には違いないが、『八面体』は叙情派プログレファンにもお勧めできるほどである。

ちなみにおいらのオススメは3rdアルバム『アンピュテクチャー』。
乱痴気騒ぎあり、バラードありの贅沢な内容で、全てのロックファンにオススメ。
いま最先端のロックという意味では、この人たちの音楽こそ正しく「プログレッシブ・ロック」であると言えよう。