外付け SSD から起動しない?

17/07/11


むかしはシステム終了派だったが、ここ数年はスリープで使っていて、実はアップルもそれを推奨している。
SSD なら電源オフからでも数秒で起動すると思われるかもしれないが、たしかに内蔵HDD から起動するよりははるかに早いものの、USB 3.0 の外付けSSD からでも意外と時間がかかるのである。

面倒なのは、ソフトウェアアップデートなどで自動的に再起動するとき、内蔵HDD の Yosemite から起動してしまい、その都度、Startup Manager(オプションを押しながら再々起動)で外付けの Sierra を選択して起動しなければならなくなったことだ。

いつからこうなってしまったのか覚えていないが、Yosemite か El Capitan からだろうか。
一度システム環境設定の「起動ディスク」で Sierra を選択すれば、それがずっと有効だったのではないのか?

調べてみると、他社製の外付けデバイスから起動するときは「オプション ROM のファームウェア」とやらを使用するらしいのだが、最近の Mac は(セキュリティ強化のため)オプション ROM のファームウェアを自動的には読み込まなくなっているのだそうだ。
つまり、再起動などにより一度電源を切ってしまうと、ついさっきまで起動ディスクだった外付けSSD を認識しなくなってしまうのであるらしい。

したがって、このセキュリティ機能を無効にすれば、オプション ROM のファームウェアを自動的に Mac に読み込んでくれる。
ターミナル App を開き、「sudo nvram enable-legacy-orom-behavior=1」と入力し、「return」キーを押せばオッケー。
(このコマンドを取り消すには「sudo nvram -d enable-legacy-orom-behavior」と入力。)

外付けSSD からの起動に思いのほか時間がかかるのも、オプション ROM のファームウェアとやらを読み込んでいるからなのかな?