内蔵HDDをメインの起動ディスクに

 13/12/09 


Mavericksの起動ディスクを外付けから内蔵に変更する改修工事を行なった。

Mac mini 2010の内蔵HDD(320GB)は買ったときのSnow Leopardのままだったが、たまにアドビGoLiveCS2を使うこともあるので、ルミチンiMacのTimeMachine用ポータブル外付けHDDを2パーティションにし、後ろの方にSnow Leopardを復元。
この外付けHDDはまたルミチンiMacにつなぎ直しておく。

内蔵HDDを初期化し、MavericksのインストールUSBメモリからMavericksを新規インストール。
アカウントはあとで旧起動ディスクの外付けHDD(1TB)から移行するので、サインアップのところでは別の適当な名前でアカウントを作っておく。全ての移行作業の終了後、いらないアカウントは削除すればよい。

移行アシスタントで、旧起動ディスクからデータを移行。
もちろん、700GB以上あるデータを320GBの内蔵HDDに移行できるはずがないので、移行する書類のリストから「ミュージック」と「ムービー」のチェックを外しておく。
これで移行するデータ容量が160GBぐらいになる。

無事に移行が完了し、内蔵HDDに起動ディスク「Mavericks 2」が完成した。
1.5GBのTimeMachineも初期化し、Mavericks 2用のTimeMachineに。スカスカになった!(笑)

外付けHDDが複数台あるおかげで、ここまでの作業で旧起動ディスクの中身には何も手を加えずにすみ、今まで通り起動もできる。
しかし、この1TBはMac miniから外し、接続するのはTimeMachine(1.5TB)とLaCie(2TB)だけにする。何台もつないでいると、せっかく内蔵HDDから起動しても外部への無用なアクセスに時間を取られるからだ。

旧起動ディスクの「ミュージック」と「ムービー」から、必要なデータをLaCieにコピー。

赤いタグを付けた3つのフォルダが、旧起動ディスクからLaCieに単純コピーしたものだ。
旧起動ディスクは上のウインドウをキャプチャしたときにはもう外してあったので、リストの中にはない。

iTunesは、環境設定から"iTunes Media"フォルダの場所をLaCieに変更すればよい。

iMovieは、プロジェクト、ライブラリ共に、LaCie上のデータにアクセス可能だ。

「宛名職人18」はDVDからの再インストールを求められた。

「Parallels Desktop」も心配だったが、Mavericks 2から起動したとき、ちょうど新バージョンへのアップグレードを促された。
言われるままにアップグレードしたら今度はシリアルナンバーの入力を求められ、それも入力したところ、Windows7についてはライセンス的にも何の問題もなく起動した。やれやれ。

LaCieにコピーした3つのフォルダは、Sync!Sync!Sync!LEで、スカスカになったTimeMachine用外付けHDDに毎日1回自動的にバックアップ(追加コピー)をとるように設定した。
「iMovie イベント」はけっこう大きなフォルダだが、何も変更がない場合のバックアップ作業は1秒で終わる。

勝手に「.localized」という拡張子が付くが、あまり深入りしないでおこう(-_-;)。

TimeMachine用外付けHDDの中には、ご覧のように普通のフォルダも置ける。
(これらもバックアップフォルダには違いないが。)
まだ860GB以上空いているので、当分の間は余裕だろう。

以上、結果だけを書くとシンプルな話なのだが、このシンプルさに辿り着くまでにはいろいろと紆余曲折があった。
最初は旧起動ディスク内の「ミュージック」と「ムービー」をその場所に置いたまま使おうと思っていたのだが、iMovieのプロジェクトとイベントは外付けHDDの直下にないと外部からアクセスできないという事実になかなか気付かず、また、外付けHDDの直下に置かれてさえいれば、単純にユーザフォルダから移動しただけでも、あるいは別ディスクから単純コピーしたものでもオッケーだというのも、「iMovieのデータを外部ディスクに置く方法」で検索しただけではわからず、自分でやってみて初めてわかったことだ。
(今後は、新規イベントやプロジェクトの作成は「Mavericks 2」上で行ない、HDDの容量がいっぱいになってきたらLaCieに保存して、オリジナルを消去すればいいだろう。)

そうこうしているうちに、旧起動ディスクはMac miniから外してしまう方向で、iTunesとiMovieのデータを全てLaCieにコピーし、TimeMachineと同じHDDにこれらのバックアップもとってしまおうという発想になったわけである。

そもそも、なぜ内蔵HDDをメインの起動ディスクに戻そうと思ったのかを書いていなかったが、来年の2月に出ると噂されているMac mini 2014の1TBモデルを買えばこんな苦労をする必要はない(笑)。しかし、Mac mini 2010をまだ数年メインで使い続けるのなら、起動ディスクをスリムにしておき、256GBのSSDに換装したいと思ったからである。
もし万馬券でも当たってMac mini 2014が買えるようだったら、せっかく内蔵HDDから起動できるようにしたMac mini 2010を、会社のMac mini 2007と取り換えればいい。メモリを2GBしか積んでいないことに起因する仕事上のストレスもずいぶん軽減されるだろうし、Parallels DesktopでWindows 7が動くので、会社のXPを買い替える必要もなくなる。
うー、やっぱりMac mini 2014がいいなあ(笑)。