Mac mini(2010)買った!

 11/04/15 


3月31日(木)

月末のクソ忙しい朝、会社のMacを起動したら久々にカーネルパニック発生。
再起動してもダメ、分解していろいろいじってもダメ。
光学ドライブは少し前に故障していたので、ディスクウォーリアでの起動もできず。
やむなく、内蔵HDを取り出して持ち帰り、外付けHDケースに入れてMac miniに接続して、仕事データを救出。
あっさり認識できたので、起動関係のファイルが壊れただけなのだろう。
修理しようと思えばできそうだが、そもそもマシン自体、9年前に秋葉原で中古で1万円で買ったPowerMacG3 DT233(1997年製)をG4/733に改造し、裏ワザでOSX10.3.9をインストールして使っていたもので、そろそろ引退の時期には違いない。

お疲れさん。
このデザインが好きだったなあ。

4月1日(金)

うちのMac mini、起動ディスクにしている外付けHD(1TB)、キーボード、マウスを会社に持って行く。

うちで正常に動作していたのだから問題ないだろうと思いきや、ネットワークプリンタとして使っているリコーの複合機(MP C2500)で印刷できない。
ドライバをアップデートするなど、しばらく格闘したが、どうやっても無理。
ついに降参してリコーに電話をすると、3月22日に発表されたOSX10.6.7アップデートを実行すると不具合が起きることが報告されているらしく、悪いのはアップルだと言わんばかり。
とりあえず、OSXをダウングレードさせるしかなさそうだ。面倒だな〜。

4月2日(土)

TimeMachineとして使っている外付けHDと外付けスーパードライブも持ち込み(Mac miniの光学ドライブも壊れているのである(-_-;))、OSX10.6.7を10.6.6にダウングレードする作業に取りかかる。

まずは、TimeMachineで現在のシステムのバックアップを実行。
次にOSX10.6インストールDVDで起動し、「メニューバー>ユーティリティ>バックアップからシステムを復元」を選択。
TimeMachineに保存されているバックアップの一覧が表示されるので、OSX10.6.6時代の最後のバックアップを選び、復元開始。

これ、OSX10.5の場合はあらかじめ復元先をディスクユーティリティで消去しておく必要があったらしいが、OSX10.6は「消去してインストール」というオプションもなくなっているほど、上書きインストールが基本になっている。
システムだけ10.6.6に戻してくれればいいので、上書きの方が好都合だと思っていたのだが、作業が始まると、なんと「残り時間:17時間」という表示が。
どうやら、データも全て3月22日時点のものに書き換えようとしているらしい・・・。
音楽や動画をしこたま詰め込んで、700GBぐらい使ってるんですけど〜。

結局、6時間ぐらいで復元完了。
やっぱり、OSX10.6.7アップデート以降に作成したファイルは全てなくなっていた。
メールも3月22日のものが最後になっている。
ある意味、これって凄い!
必要なファイルは、またTimeMachineで今朝に戻って復元すればいいのだが、面倒な話ではある。

OSXのマイナーアップデートによってそれまで問題なく使えていたアプリや周辺機器が使えなくなる例は少なくないので、システムをちゃんと元に戻せる手段は必要不可欠である。
実際にTimeMachineを使ってバックアップからシステムを復元したのは今回が初めてだが、リコーの複合機さえ使わなければ何のトラブルもなかったので、家で使っている分には気付きもしなかっただろう。

日、月と連休なので、全ての機材をまた家に運んで帰って来たが、火曜日から毎日Mac miniを会社に持ち運ぶ生活などはとてもやってられないので、会社にいくらか補助金を出してもらい、自宅のMac miniを新調したいと思う。

4月3日(日)

ビックカメラ大宮店で、Mac mini 2.4GHz 320GB、キーボード、マウス、外付けHD(1.5TB)を買ってきた。
1995年の大晦日に届いたパフォーマから数えて、おいらのメイン機としては4代目のMac。
正直、今の時期に買いたくはなかった。発売が去年の6月15日だし、ぼちぼちOSX10.7と同じタイミングで新モデルが出そうだからだが、これも運命というものだろう。

Mac miniで発生したポイントを外付けHDの支払いの一部に充てるなどして、現金支払額は 80,232円なり。(本体とキーボード代の69,600円はいずれ経費で落としてもらう予定。)
ちなみに2007年製は、秋葉館でメモリを2GBにしてもらって、本体だけで11万近くかかったのだった。
ほんと、パソコンだけはどんどん安くなるよなー。

キーボードはアップル純正だが、マウスに4,800円出すのはばかばかしいので、Win用の780円のやつを買った。さすがにクリック感は安っぽいが、ちゃんと光学マウスだし、こっちの方がホイールがしっかりしていて使いやすい。

ビックカメラでApple Mini DisplayPort − VGA アダプタ(3,400円)が品切れだったが、もしあったらうっかり買ってしまうところだった。よく考えたら、新しいMac miniは自宅用だから、HDMIでつながるのである。あぶないあぶない。

背面。
左から電源、LAN、FireWire800、HDMI、Mini DisplayPort、USB2.0(×4)、SDカードスロット、その下がオーディオ入力、ヘッドホン端子。
SDカードスロットが付いたのは便利だが、常識で考えて、前面にあった方がいいのではないか? 本体を横向きに置いて、横から挿す形にするしかなさそうだ。

裏側。丸い部分は手で開けられ、自分で簡単にメモリが増設できるようになった。

4月9日(土)

会社に持って行った旧Mac mini、システムをOSX10.6.6に下げてはみたが、まるっきり印刷できない10.6.7よりはマシだが、印刷のタイミングによって「オフラインです」などと言われ、10.3.9環境ほどスムーズではない。
10.5まで下げてやればよさそうな気もするが、そうすると10.6.6で作ったTimeMachineのバックアップが移行できず、アプリなどを手作業でインストールし直さなければならなくなる。
とりあえず10.6.0まで戻してみたが、症状はあいかわらず。
ほかにも、ベージュG3時代のデータのアクセス権がおかしくなってたり、WORDの差し込み印刷のファイルが壊れたり、アドビ製品のライセンス問題が生じたり、いろいろ苦労の連続。
ひとつづつクリアして、なんとか仕事で使えるレベルにまでは復旧した。

会社ではiMovieもiTunesも使わないし、デジカメ画像を入れておく必要もないので、本体の内蔵HD(120GB)におさまるようにデータを削減し、本体を起動ディスクに、1TBの外付けHDをTimeMachineに。
同じ外付けに、本体の中の今すぐには使わない古いデータも移して、本体をさらににスリム化(60GBぐらい)し、パラレルズ用のWindowsXPを再インストール。
もっとも、実はMacとXPはモニタを2台並べて別々に使う方が便利で、無理にMac上でXPを動かす必要はなかったりする(笑)。置き場所などの関係で2セット揃えたくない場合、1台で両方使えるから便利だという話にすぎないのだ。

新Mac miniはOSX10.6.4プリインストールだったが、最新のOSX10.6.7にアップし、特に問題なく動作。
内蔵HDが320GBに増量されてはいるが、やはり1TBの外付けHDを起動ディスクにして、TimeMachineには新たに購入した1.5TBの外付けHDを使用。

4月13日(水)

デザインが一新されたMac mini 2010は、グラフィックがNVIDIA GeForce 320Mになり、画面解像度も最大1920×1080になった。
これで三菱の23インチのモニターもその真価を発揮できるというものだが、地デジ並の解像度でDVDを再生すると、かえって粗く見えるという皮肉な結果に。
モニタ調整で適度にぼかすという工夫もできなくはないが、それよりも、通常の作業において字が小さすぎて老眼にはつらく、結局今までと同様1600×900モードで使っている(^^;)。

CPUが2GHzから2.4GHzにアップされたことと、グラフィック性能の向上で、体感速度はかなりアップした。mixiアプリの「ハッピーアクアリウム」で魚にエサをやるときにこれを痛感する(笑)。もう、速いのなんの。

iLife'11がプリインストールされて、iMovie、iDVD、GarageBandなども新しくなった。

しかし、やはり最大のポイントは、メモリの上限が8GBになったことだろう。
しかも、旧モデルがお好み焼きのヘラみたいなやつで本体のカバーをこじ開けなければメモリ交換できず、おまけに自分で開けてしまうと補償対象外になってしまったのに対し、工具なしでも簡単にメモリを増設できるようになった。

Mac mini 2007は秋葉館で最初から2GBマンタンにしてもらったのだが、iMovieで動画を編集したり、HPの更新作業でブラウザとDreamWeaverとPhotoshopを同時に使ったり、仮想マシン(WindowsXP)上でDVDのリッピングなどを行なった場合、2GBでもとても十分とは言い難かった。
作業中のデータがHD上にスワップされるため反応が鈍くなり、しまいにはレインボーカーソルがグルグル回りっぱなしになったあげく、アプリが応答不能になったり、場合によっては勝手に落ちてしまったりする。
やっとメモリを増設するチャンスに恵まれたわけだが、ひとまず4GBに増やすなどというのはメモリがよほど高かった時代のやり方で、一気に8GBにした方がムダになるメモリも最小限ですむ。

というわけで、きのう大阪日本橋の「ワンズ」に注文したMac mini用のメモリがもう届いた。
http://www.1-s.jp/products/detail/30026

4GB×2 204Pin DDR3 SO-DIMM、PC3-8500、DDR3-1066
6,170円×2、送料525円、計12,865円なり。
秋葉館のTranscend製(6,980円)より安い。
2本で8,640円という激安メモリもあったのだが、お取り寄せ品だったのと、6,170円の方は使ったことがあるメーカーだったので、価格よりも早さと安全性を優先した。

裏側の丸いフタは、2ヶ所の窪みに指を入れ、グッと回せば簡単に開く。
メモリは2段になっていて、それぞれメモリを固定している左右の金具を指で外側に開くとメモリがナナメにパコッと起き上がるので、引っ張り出せばよい。

上がもともと入っていた1GB、下が4GB。

入れるときは外すときの逆で、メモリの金色の部分が見えなくなるまでナナメにグッと押し込む。
水平になるように上から押さえてやると、両側の金具がカチッとはさんでくれる。

 

おー、夢の8GB!
Photoshopとメーラーとブラウザとエディタを立ち上げて、まだメモリが4分の3も余ってるし!
これなら将来、Windows7の仮想マシンも余裕で動かせそうだ。
しかし、合計が8GBではなく7GBになっている。なぜ?

現在の状態で、アクティビティモニタ、macmemXmonitor、iFreeMemのモニターを並べてみた。


アクティビティモニタ


macmemXmonitor(左)、iFreeMem

アクティビティモニタの「空き」は6.25GB(=6400MB)で、macmemXmonitorの6394MBとほぼ同じ。
ところがiFreeMemは5818.95MBで、およそ600MBも少ない。
「現在非使用」と「現在使用中」は3つともほぼ同じだが、「固定中」はアクティビティモニタが869.4MB、あとの2つは613MBと614.23MBになっている。
メモリ総量はアクティビティモニタが7.75GB、macmemXmonitorも計算するとほぼ同じだが、やはりiFreeMemは7.19GBしかない。

アクティビティモニタとmacmemXmonitorの違いは、何をもって「固定中」とするかの解釈の違いのようだが、iFreeMemは「空き」の数値が小さく、その分だけメモリの総量も少なくなっている。
iFreeMemはメモリの最適化が目的のソフトではあるが、2GBのときはきっちり2GBと表示されていたと記憶しているので、8GBの場合に「空き」を少なく見積もってしまう不具合があるのかもしれない。
というわけで、アクティビティモニタの7.75GBが実際のメモリ量であると信じよう(^^;)。

ところで、余った1GB×2、ほしい人がいたら差し上げますのでご連絡クダサイ。
(204Pin DDR3 SO-DIMM、PC3-8500、DDR3-1066)