DVDの音声をiPodに取り込む

緊急用HDの作成
DVDからの録音

 07/03/05 


緊急用HDの作成

OSXのディスクユーティリティは、起動ディスク自身を修復することができない。
OSXで起動できるHDが別にあれば、そこからディスクユーティリティで起動ディスクを検証/修復できるので、以前、余っている6GBのHDで緊急用ディスクを作ったことがある。
ところが、Mac本体を取り換えたらマウントできなくなり、頭にきて初期化してしまったのだった。

おいらのMacは改造によってきわめて不安定であり(おそらくガンはグラフィックボード(-_-;))、HDのトラブルが少なくない。
ディスクウォーリア(OS9)のCDで起動し、「最適化」すればなおるんだけれども、たっぷり1時間以上かかる作業だし、OSXのディスクユーティリティでなおせればとてもラクである。

IDEに接続してマウントできないのなら、ATAカードに接続している2本のケーブルのうち、1本はHDを2台つなげるので、3台のHDを全てATA接続にすればいいのではないかと思い立った。
ただし、1本のケーブルにHDを2台つなぐとパフォーマンスが悪くなることは経験済みなので、メインのOSX(80GB)は1台用のケーブルに接続し、2台用のケーブルにはOS9(30GB)と緊急用ディスク(6GB)をつなぐことにした。
ケーブルの長さの関係で、下の写真のように配置を変更。
問題なく3台ともデスクトップにマウントされた。

 
1:OSX(80GB)
2:OS9(30GB)
3:緊急用HD(6GB)
4:外付けHD(250GB)

OS9ならシステムフォルダを単純コピーするだけでいいのだが、OSXはディスクユーティリティの「復元」もしくは市販ソフトを使わなければシステムのコピーができなくなっている。
ディスクユーティリティの難点は、コピーしたいフォルダだけ選択することができず、HDのデータを丸ごとコピーするため、復元先の容量が足りないとコピーできないことである。おいらのOSX(80GB)のデータ量は約10GB分あり、このままでは6GBのHDにおさまらない。

USB2.0の外付けHD(250GB)に「退避フォルダ」を作り、緊急用ディスクにコピーする必要のないデータやアプリケーションをコピーし、オリジナルはゴミ箱に入れて消去。こうしてOSX(80GB)のデータ量を4GBぐらいにまで減らし、ディスクユーティリティで緊急用ディスクに「復元」。
とりあえず外付けに入れておけばいいデータはそのまま置き去りにして、必要なデータとアプリケーションだけ元のOSX(80GB)に戻し、作業終了。

これだけでもずいぶん時間がかかったが、今どきのマシンは最初から内蔵HDが160GBとか250GBの大容量になっているので、ディスクメンテナンスが大変なのではないか。それとも、スピードも速くなってるから同じなのか?

今のOSX10.3.9/OS9.2.2のシステムにはそこそこ満足しており、愛着もあるので、トラブルが起きても自力でなおせる限りは使い続けていきたい。
もっとも、OSX10.5「レパード」搭載のMacが、今よりさらに安くて、OS9のエミュレーションソフト(すでにあるらしい)の完成度がもっとアップすれば買ってしまうだろうけどな〜。

  

 
DVDからの録音

ツタヤで桂枝雀のDVDを借りたので、音声だけiPodに入れたいと思い、手頃なソフトはないかとネットをさがしてみた。
見つけたのが Audio Hijack 2.2.5 というソフト(シェアウェア、$16)。
任意のソフトを指定し、そのソフトが発する音だけを録音してAIFFファイルに変換するものだ。

ソフトはメニューから選択。メニューにない場合は「New」をクリックすると右のようなウインドウが現れ、新たに登録することができる。ここではDVDから録音したいので、VLCを登録。
メニューからVLCを選択して「Hijack」をクリックすると、自動的にVLCが起動する。
VLCでDVDを再生し、Audio Hijackの「Record」をクリックすれば録音開始。
録音中はレベルメータが動き、録音ファイルの容量がリアルタイムで表示される。
再び「Record」をクリックすると録音が終了し、デスクトップ上にAIFFファイルが作られる。
これをMP3やAACに変換するには、iTunesを使えばよい。

落語だから20分以上あるのだが、10分を経過したあたりでザーッというノイズが混入!
どうやらお金を払ってユーザ登録しないとそれ以上は使えないらしい(-_-;)。
これは使えるソフトだと思ったので、クレジットカード払いで登録手続をすると、メールではなく、ただちにID番号が記された画面が現れた。シュアウェア登録もどんどん進化してるな〜。
晴れて正規ユーザとなり、作業を再開。今度は無事に最後まで録音完了。

全体の音量レベルを上げ、音質も少しクリアにしたかったので、Sound itで波形を編集し、AACに変換。
これをiTunesで開き、アーティスト名、アルバム名、演目を入れてやれば、次にiPodを接続したときに勝手に入る仕組みである。

しかし・・・
iTunesのライブラリはすでに29.5GB。おいらのiPodは30GBとは言え、実際は28GBしか入らないので、チェックボタンで入れる曲を制限するか、元データは残した状態でライブラリから削除しなければならない。今、GENESISとRUSHを外してある。
さっさとiPod80GBを買えばいいのだが、そろそろニューバージョンが出る時期ではないかと思って躊躇している(-_-;)。