お宝カセットをiPodで聴く!

UA-3FX
メモリ増設!
CDラジカセ出動!(^^;)

 06/06/18 


UA-3FX


25年前の「たけしのオールナイト」をiPodで聴くルミチン
これを聴いて笑ってマス!)

最近「とし博BBS」がパソコンオタク日記と化しているが、近況について改めて写真入りで報告したい。
うちには「ビートたけしのオールナイトニッポン」(1981〜1990)を録音した90分テープが、初期のものを中心に140本ぐらいある。
いずれデジタル化したいとは思いつつも、オーディオキャプチャはないし、大変な作業になることはわかっているので二の足を踏んでいたのだが、安田記念で儲かった3日後の6月7日、思い切ってローランド社「EDIROL」ブランドのUA-3FXを購入(ヨドバシ価格15,800円)。やっぱり、これが地獄の始まりだったなあ(-.-;)。


UA-3FX(右)

電源もドライバも不要で、Mac(OSX10.2.3以上)にUSB接続すれば数秒後にランプが点灯する。
ライン入力端子にカセットデッキ、出力端子にアンプを接続する。
Mac側は、システム環境設定の「サウンド」を開き、入力、出力共に「UA-3FX」を選択すればオッケー。
カセットを再生してみて、いちばん大きな声のときでもUA-3FXのピークランプが点灯しないギリギリあたりに入力レベルを調節しておく。

UA-3FXには、録音・編集のためのソフト、Sound it 3.0が付属している。
しかし、翌日またヨドバシに行って、最新バージョンの Sound it 4.5(ヨドバシ価格7,480円)を買ってきた。
これは絶対に4.5の方がいい。非常に使いやすくなっている。


Sound it 4.5の操作パネル

録音するときは、まず新規ファイルを開く。
CDと同じ16bit、44100Hz。音源がAMラジオなのでモノラルに設定(下図)。

カセットデッキでカセットを再生し(ドルビーON)、Sound it 操作パネルの録音ボタンをクリックすれば録音開始。
長時間の録音には、あらかじめ操作パネルの「録音自動停止ボタン」で録音時間を設定しておくと便利だ。

録音が終了し、しばらくすると録音ファイルの波形が表示される(下図)。
右下のスライドバーで拡大でき、なんと1000分の1秒単位で編集可能だ。

たけしのトーク以外の部分(CMや曲など)を選択して、ツールバー上のハサミのボタンをクリックすれば、不要部分をカットできる。
無音部の挿入、フェードイン、フェードアウトも自由自在。
失敗したら何度でもアンドゥ(やり直し)できる。


無音部の挿入。左が実行前、右が実行後。


フェードイン。左が実行前、右が実行後。

編集が終わったら「名前を付けて保存」でAACに変換する。今はiTunesも、MP3ではなくAACが標準なので。
最初は、番組1本(90分テープを80分ぐらいに編集したもの)をまるごとひとつのファイルとしてAAC化していたのだが、これをiPodに入れると、iPodの電源をオフにできなくなってしまうという不具合があった。
ひとつで80MBもある音楽ファイルは、おいらのiPodの処理能力を超えているのかもしれない。
今でも、録音するときは90分まとめて録音するのだが、編集のときに「分割マーカー」(下図の赤く見える部分)を入れ、カセットのA面とB面にファイルを分割してAAC化している。

  

 
メモリ増設!

もうひとつ、大きな問題が発覚した。
90分まとめて録音すると、50分を過ぎたあたりでプチプチとノイズが入っていることがあるのだ。ひどいときはそのブチブチ音が最後まで続き、耳障りなことこの上ない。
最初はオーディオセレクタを中継していたのが原因かと思い、UA-3FXにダイレクトにカセットデッキとアンプを接続する方法に切り替えたり、カセットデッキのオートリバースに問題があるのかと思ってヘッド全体を丁寧にクリーニングしたり、いろいろやってみたのだが、一向に改善されない。

もしかしたら、544MBでもメモリが足りないのだろうか?
OSXでは、メモリの容量が足りなくなると、HDのスワップ領域をメモリ替りに使う。
それは、Sound it においてはメモリへの録音からHDへの録音に切り替わるということであり、これが原因で音飛びやノイズが発生するのかもしれない。
以前も紹介した macmemXmonitor で、メモリ使用状況をチェックしてみる。

白  :空き

ピンク:アプリケーションによって確保されているメモリ領域

赤  :使用中のメモリ

写真左:Sound it 起動時の状況。

写真中:録音開始から45分経過。

写真右:45分で録音を終了させ、波形図の作成作業を行なっているとき。

たしかに、45分でもかなりメモリを圧迫していることがわかる。
90分だとこの倍だから、当然スワップしまくり状態になるだろう。
片面ずつ録音すればすむ話ではあるが、なにしろカセットが140本もあるので、そんな悠長なことはしていられない。

6月15日、秋葉館のHPで、PC100のSDRAM(512MB)を1本注文(秋葉館価格9,980円)。
ベージュG3の場合、512MBのモジュールは推奨されていないので、これはバクチである。
最悪、動作しなくても、ルミチンiMacには問題なく使えるはずなので、けっして無駄にはならないが・・・。

18日に宅配便でメモリが届く(日曜日なのでちょうどよかった)。
Macの32MBのモジュールと挿し替えてみると・・・
あいや〜、モジュールにはちゃんと「512MB」と書いたシールが貼ってあるのに、Mac上では256MBしか認識してくれない(-.-;)。
G3MTのメモリスロット1基に挿せる上限が256MBまでなのか、それともマシンとメモリの相性の問題なのか?
もっと相性が悪いと、まるっきり認識してくれない場合もあるらしいから、まあこれでよしとしよう・・・。

そんなわけで、1GBにしようと目論んでいたのでアテがはずれたが、使えるメモリの総量は768MBにアップ。
これは絶大な効果があった。90分でも余裕で高品質の録音ができるようになったのである!

※あとでいろいろ調べてみたが、やはりG3MTのメモリ容量は256×3=768が限界で、512MBのモジュールは256MBとしか認識されないものであるらしい。仕様じゃ仕方ないな〜。
ただし、基盤をいじくって1GBのメモリを認識させる裏技もないわけではないという噂も(笑)。

  


CDラジカセ出動!(^^;)

しかし、メモリを増設した前日の夜、またまた別の問題が発生していた。
ソニーのカセットデッキが壊れたのである(-.-;)。
とりあえず、ルミチンのCDラジカセ(サンヨー)で代用。
ドルビーがないので、UA-3FXの「NOISE SUP」のつまみでカセット特有のシャーシャー音を除去。
ちなみにUA-3FXには音をシャープにするエンハンサも付いており、なかなかの優れモノだ。

もともとラジカセで録音したテープだから、ラジカセとの相性は悪くないようである(笑)。
オートリバースだし、これなら十分使える。
うー、ルミチンに代わりのラジカセを買ってやらねばならんなあ。