たいめいけん(日本橋 洋食) 煉瓦亭、資生堂パーラーと並び、東京でもっとも有名な洋食屋の一軒。 |
1999年11月20日
オムライスの美しさはまさに芸術品。スプーンでくずすと、中はとろりと半熟で、おとなが食べても陶然となるうまさ。
カキフライも絶品で、また付け合わせのナポリタンが泣かせる。
次回はハヤシライスと、たいめいけん特製ラーメンを食べてみたい。
オムライスとカキフライ
2Fはぐっと落ち着いた雰囲気のレストランで、お値段もちょっと高め。ティータイムにはコーヒーとケーキのセットも楽しめる。アップルパイがおすすめ。
レアチーズケーキとアップルパイ
コースターにも味がある
2000年1月5日
ルミチン、なおちゃん、みつこさん(ルミチンたちの母)の3人が、お墓参りのあと「たいめいけん」でゴハンを食べるというので、休みだったおいらもノコノコついて行った。
我々が「たいめいけん」に到着したのはちょうどお昼どきで、1階は行列ができていた。
ちょっと高いのは覚悟の上で2階へ上がってみると、こちらもけっこう客が入っていたが、待たされずにすぐテーブルに案内された。同じ店なのに、1階と2階で明らかに客層が違って見える(笑)。
11月のレポートでは「次回はハヤシライスと、たいめいけん特製ラーメンを食べてみたい」と書いたが、そのあと12月に、ひとりでこっそりタンポポオムレツを食べに行ったルミチンのおすすめで、おいらはタンポポオムレツを注文する。
タンポポオムレツ
写真はテーブルに運ばれてきたときの状態。このあとオムレツに縦にナイフを入れて左右に切り開くと、タンポポの花が咲いたように半熟タマゴがチキンライスの上に満開になる。みなさんが行ったときのお楽しみのために写真は撮っていない。(←ホントは撮り忘れただけ(笑)。)
前回食べたオムライスも、表面はきれいに焼き上がっていて内側は半熟だったが、タンポポオムレツの場合、そのトロリとした半熟の部分の量が多くて、チキンライスの上にふんわりとタマゴソースがかかったような感じになる。
鳥肉もたくさん入っていて、なんともゴージャスなお味。
小皿料理のランチ
ルミチン母は、たいめいけん名物の「小皿料理」のランチ。
正式な小皿料理のコースは要予約だが、予約のいらないランチでもその雰囲気を味わうことができる。写真では小さくてわかりにくいが、カキの殼にグラタン(もちろんカキ入り)を詰めてオーブンで焼いたものなど、手間のかかる料理が少量ずつ7品(メニューは日替わりかもしれない)に、ごはんと味噌汁、サラダ、そしてデザートにリンゴのシャーベットが付く。女性客の利用が多いせいか、全体の量としてはそれほど多くはない。
年末に「次郎」「保昌」と2連チャンで車海老を堪能したはずのルミチンは、ダメ押しとばかりに車海老のフライ。皿からはみ出そうな大振りの車海老が2本! 太さもかなりのもので、おいらが単品で注文したカキフライと共に4人で分け合って食べたが、このエビフライ2本をひとりで食べたらかなりのボリュームだろう。
車海老のフライ
今回、年末年始を日本で過ごしたら再びニューヨークに帰らなければならないなおちゃんは、東京で何を食べておけば悔いが残らないか、メニューを見ながらさんざん悩んだ末に選んだのは、ビーフシチューオムライス。
写真ではケチャップがかかっていないが、ケチャップはガラスの容器に別盛りになって出てくるのでご安心を。
シチューを少しわけてもらったが、いかにも老舗の洋食屋らしい、ゴハンに合いそうな、濃厚なデミグラスソースの味。肉はとろけるような柔らかさ。
ビーフシチューオムライス
食後は神田の万惣へ繰り出すかどうかでこれもさんざん悩んだが、なおちゃんが高島屋での買い物を優先し、たいめいけんのケーキとコーヒーでデザートをすませることに。
なおちゃんはシュークリームを注文。なぜかニューヨークにはシュークリームがないのだそうだ。
デザートのシュークリームをほおばるなおちゃん
アメリカの食べ物といえば大味でやたらと量ばかり多そうなイメージがあるが、さすがにマンハッタン地区は洗練された人たちが住んでいるので、出される量もそれほど多くはないらしい。(それでも日本人には多いそうだが。)
また近年はヘルシー指向の食べ物が主流で、日本食の素材もかなり手に入りやすくなったとか。
しかし日本食のシンボルとも言える醤油や豆腐の原料である大豆を、日本はアメリカから大量に輸入しているのだからおかしな話だが、アメリカではそもそも大豆は牛のエサだったそうだ。健康食品として豆腐が注目され始めて、ようやく人間の食べ物として認められるようになったと新聞に書いてあった。ひどい話だね。
おいらはレトロなショートケーキを選ぶ。
ところがここのショートケーキ、スポンジの部分がしっとりとしている。こんなのはめずらしい。「ぬれショートケーキ」と呼ばせていただこう。
この日のお勘定は結局、みつこさんにゴチになってしまった。いつもご馳走さまです。うまうま。
2001年10月13日 文・るみちん
今日は、朝からとても天気が良いし、お休みだという事もあって、とてもうれしくていつもより早く起きた。洗濯、掃除などを早く済ませて、出掛けようと思ったから。でも、ゆっくり11時半過ぎに出発。
どこへ行こうか迷ったのだが、お昼は久しぶりに「たいめんけん」で食べようという事になった。
たいめんけんに到着したら、一階席は長蛇の列…。それで、二階に行ってみたらほとんど並ぶ事なく、座れる事が出来た。確かに二階席の方が若干値段は高いのだが、普段、とても疲れているので、とても並ぶ気にはなれない。
としちんは的矢牡蛎のフライ、私は車海老のホワイトソースかけを注文。コーンスープは15分程で出てきたが、お料理は30分位待った。混んでいるのだから仕方ない。
牡蛎フライはソースでなく塩を軽くかけるだけで、おいしく食べられる。来月ぐらいになったら、もっとプリプリになるのかな? その時また食べてみようっと。
海老料理が出てきた。以前、ここの海老フライを食べてとてもおいしかったので、他の海老料理もと思ったのだが、期待以上だった。ホワイトソースがあっさりしてなめらかで、海老の風味を損なわない品の良い味つけなので、たっぷ〜り海老につけて、食べられる。ん〜、なんて幸せ!
食事を終えて、下へ降りていくとまだ列がたいして短くなっていない。貧乏な私が言うのもなんだが、そこまでして安く食べたいものかなあ〜?って、ちょっとせっかちな私には理解できない。