2012/2/12 むさし乃(浦和)

 
浦和には20軒以上の鰻屋があるそうだが、うちは鰻を食べに行くこと自体それほど多いわけではないので、日本橋高島屋特別食堂の野田岩、もしくは大宮の山家ですませてしまい、まだ浦和の鰻屋には一度も入ったことがなかった。
昔、浦和の東口にあったコーナーハウスナオという洋食屋に何度か通ったものだが、その後パルコができたり、道路が整備されたり、急ピッチで再開発が進んでいる。
しかし、ナオがあった前地(まえじ)通り商店街は昭和の風情そのままだ。


現在とんかつ屋になっているが、グリーンのテントがそのままなので、ここがコーナーハウスナオがあった場所だとすぐわかる。


食べログで検索し、前地通り商店街の雰囲気そのもののお店の外観写真に魅かれて「むさし乃」という鰻屋を選んだのだが、看板の出ている場所はすっかりキレイなマンションになっていた。


おいらとルミチンが入ったときはお客さんはまだ誰もいなかったのだが、次々と入ってきて、帰るときには外で2組待っている状態だった。
こんなご時世にこれだけ集客力があるのだから、浦和でもかなり上位の人気店なのかも。


出た、うな子ちゃんの湯呑み!


鰻が焼き上がるのを待つ間、ビールを飲みながらイカと大根の煮物をいただく。
とても上品な味付けで、鰻も期待が高まる。


鰻重の上。
すごく丁寧な仕事ぶりが感じられる、絶品の鰻重だ。
30分以上待っただけのことはある!
タレも甘すぎず辛すぎず、とろけるような鰻の味を引き出している。

食べログ情報では上 2,950円、特上 3,500円だったが、仕入れ価格の高騰でそれぞれ3,100円、3700円に値上がりしていた。国産鰻はまさに高級食材になってきたな〜。

大満足で西口に移動し、洋菓子のセキモトでケーキセットのデザート。
ここのケーキがまた、レトロな味でうまい!

「浦和区文化の小径づくり推進委員会」が発行しているマップを見ながら浦和を散策。
天気はいいのだが風が強くて、すごく寒い〜。

寅薬師は、目の病を治す仏さま。

絵馬がいっぱい!

700年ぐらい前に北野天満宮を分社して祀ったという起志乃(きしの)天神社。


中山道にある関元屋。
現在の建物は大正5年頃に建てられたもので、最近まではお米屋さんだったらしい。
まるで別府の浜脇あたりを歩いてるような気分。


屋根瓦に関元の「関」の字が。
洋菓子のセキモトと関係があるのかどうかは不明。


このポンプも浜脇チック!「お助け井戸」と呼ばれ、関東大震災や東京大空襲で浦和まで逃げてきた人たちのノドを潤したという。


ちょっとわかりにくい場所にあった神明社。
鳥居からお社までの石畳が6人ぐらいの女の子たちの遊び場として占拠されていた。


福だるま。

やっぱり最後のシメは、前にも来たことがある調神社(つきじんじゃ)。

岸町富士登山記念ってすごい!
大正時代、富士山は完全に信仰の対象だったのだろうなあ。


境内の池にウサギが。
調(つき)から月(つき)が連想され、ウサギがこの神社のシンボルとなったらしい。


梅は3分咲きといったところ。

4時半頃にさっさと帰宅して、競馬中継の録画を見る。
今週はあまりおもしろくなさそうなのでブログでの前発表もせず、少しだけ買っていたのだが、そういうときに限って当るもの(笑)。
京都記念の枠連1ー3的中、共同通信杯ハズレ、トータル2万円勝ち。
武豊のワザありの逃げ切り、お見事でした!